【西条昇の上方喜劇史コレクション】曽我廼家五郎の歌舞伎時代の師匠が出演の興行番付
手元にある、明治33年3月の道頓堀・浪花座での中村珊瑚郎・出演の歌舞伎興行の番付。
のちに日本の喜劇を確立した曽我廼家五郎は、明治25年に歌舞伎俳優・中村珊瑚郎に弟子入りし、翌年の明治26年に中村珊之助を名乗って初舞台を踏んでいる。
歌舞伎の下回りに飽きたらなくなった珊之助は、珊瑚郎の許を離れ、明治37年に曽我廼家五郎と名乗り、曽我廼家十郎と共に曽我廼家兄弟一座を旗揚げする訳だが、この明治33年3月の浪花座の興行には五郎も珊之助として出ていたのだろうか。
のちに日本の喜劇を確立した曽我廼家五郎は、明治25年に歌舞伎俳優・中村珊瑚郎に弟子入りし、翌年の明治26年に中村珊之助を名乗って初舞台を踏んでいる。
歌舞伎の下回りに飽きたらなくなった珊之助は、珊瑚郎の許を離れ、明治37年に曽我廼家五郎と名乗り、曽我廼家十郎と共に曽我廼家兄弟一座を旗揚げする訳だが、この明治33年3月の浪花座の興行には五郎も珊之助として出ていたのだろうか。
【西条昇のストリップ史コレクション】昭和のDX東寺の興行ポスター
手元にある、京都・DX東寺の興行ポスター。
開館23周年DX東寺改名3周年記念特別大興行とかで、タイトルは付けも付けたり、「残酷Wこけしレス大会」。しかも、タイトルの字の周りが、こけしのシルエットになっている。
ちなみに、ストリップの世界では何故か「レズ」「レズビアン」と言わず、「レス」「レスビアン」と言う。
〈史上最強レス・スター40数名大競艶〉〈強烈天狗! 淫乱花電車! 変態外人!〉〈空中ゴンドラ・回転2台レスビアン!〉〈場内全面反射立体総鏡張り完備!〉などの惹句が並ぶ。
「ストリップ」という芸能の風俗化が最も進んでいた当時のものであり、その中でDX東寺が果たした役割は大きいと言える。
昭和59年の風営法の大幅改正により、ストリップは、芸能からスタートしたという原点に帰らざるを得なくなる。
開館23周年DX東寺改名3周年記念特別大興行とかで、タイトルは付けも付けたり、「残酷Wこけしレス大会」。しかも、タイトルの字の周りが、こけしのシルエットになっている。
ちなみに、ストリップの世界では何故か「レズ」「レズビアン」と言わず、「レス」「レスビアン」と言う。
〈史上最強レス・スター40数名大競艶〉〈強烈天狗! 淫乱花電車! 変態外人!〉〈空中ゴンドラ・回転2台レスビアン!〉〈場内全面反射立体総鏡張り完備!〉などの惹句が並ぶ。
「ストリップ」という芸能の風俗化が最も進んでいた当時のものであり、その中でDX東寺が果たした役割は大きいと言える。
昭和59年の風営法の大幅改正により、ストリップは、芸能からスタートしたという原点に帰らざるを得なくなる。