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【西条昇の浅草映画史コレクション】大正期の富士館でのニコニコ大会のチラシ

2019-03-26T07:50:55.jpg手元にある、大正期の浅草・富士館での「日本の西洋の喜劇総合大会(ニコニコ大会)」のチラシ。
桜の花びらと博多俄風の半面に弥次喜多風のチャップリン、「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助、「デブ君」ことロスコー・アーバックルの似顔絵。
富士館は松之助主演映画の専門だったが、〈都ぞ春の花景色、チャンチャンバラバラも殺伐と存じ、笑って酔へそうな面白いものを選び〉、春期大興行として企画されたものだ。
「チャップリンのローマンス」(別邦題「チャップリンの駈落」)、「デブ君のコック」、松之助劇「弥次喜多 東海道逆戻り」というプログラム。
今の季節も丁度、〈都ぞ春の花景色〉、富士館跡のパチンコスロットパンドラの前を通ると、当時の観客の爆笑が聴こえてくるようだ。

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