【西条昇の昭和芸能史コレクション】僕が構成・演出した植木等さんのコンサートのパンフ

子どもの頃から植木等さんが大好きで、毎年ファンレターを書いてはご返事を貰っていた。
その植木等さんのコンサート・ツアーの構成・演出をお手伝いさせていただくことになった時は死ぬほど嬉しかったな。
その時のパンフレットの植木さんへのインタビューも僕がさせていただいた。
コンサート・ツアーの最終日に、植木さんにサインを貰いたいな…でも素人みたいで失礼かな…と思っていたら、当時の植木さんの女性マネージャーが「西条さん、植木さんがお呼びです」と。
楽屋に行ってみると、植木さんが「西条くん、これ…」と差し出してくれたのが、この「お世話になりました。西条さんへ。植木等」と書かれたパンフレットでね。
ちょっと泣きそうになった。
僕が毎年ファンレターを出していたことも植木さんは覚えていてくれたし。
初めて植木さんから頂いたご返事の直筆の一言は「学校の方、頑張ってね！」で、亡くなられる前年に頂いた年賀状の直筆の一言が「今年はどこで会えるかな」だった。

【西条昇の浅草芸能史コレクション】昭和13年の国際劇場での新派公演のパンフ

手元にある、昭和１３年５月の浅草・国際劇場での花柳章太郎らによる「大新派躍進興行」のパンフ。
昼の部が泉鏡花・原作「瀧の白糸」、夜の部は尾崎紅葉・原作「金色夜叉」という新派の当たり狂言が上演されている。
花柳章太郎の演じる瀧の白糸とお宮を、昼夜通しで観てみたかったな。

【西条昇特別講義情報】明日3/21(木)11:15～江戸川大学オープンキャンパスで男性アイドルについての特別講義を

明日3月21日（木・祝）11：15～12：00まで江戸川大学オープンキャンパスにて、私、西条昇による、ジャニーズを中心とした現在における男性アイドルについての特別講義を開催します。アイドル、コンサート、音楽、バラエティなどエンタメ業界に興味のある高校生とそのご家族ご友人の方は是非どうぞです。
https://www.edogawa-u.ac.jp/event/juken_sp/opencampus/20190321.html

【西条昇の浅草芸能史コレクション】昭和11年の浅草・松竹館のプログラム

手元にある、昭和11年2月の浅草・松竹館のプログラム。
林長二郎時代の長谷川一夫が主演の「雪之丞変化 解決篇」が上演されていたこともあり、表紙は雪之丞姿の長谷川のイラストである。
色っぽいね。

【西条昇の浅草芸能史コレクション】昭和12年の国際劇場での林長二郎時代の長谷川一夫の公演パンフ

手元にある、昭和１２年８月の浅草・国際劇場での林長二郎時代の長谷川一夫の実演「権八廓地獄」のパンフ。
林長二郎はこの公演後から間もない同年１０月に松竹から東宝に電撃移籍し、長谷川一夫と改名。
マスコミから「忘恩の徒」と叩かれ、同年１１月には暴漢から左頬を斬りつけられた。
表紙のイラスト・デザインには、松竹時代の最後の〈天下の二枚目〉の色気と哀しさが漂っている。