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【西条昇の浅草の荷風研究】2年前の今日は荷風の愛したアリゾナキッチン閉店の日 [文豪]

2年前の今日は、戦後の荷風が連日のように通った浅草のアリゾナキッチンが閉店した日でした。
閉店当日に、店内に飾られた荷風の写真や荷風が座った席を眺めながら、荷風好みチキン・レバー・クレオールを。20180930_124454.jpg20180930_124459.jpg20180930_124503.jpg20180930_124506.jpg
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【西条昇の荷風・作の舞台研究】神戸・寿座で上演された「春情鳩の街」 [文豪]

昭和27年の神戸・寿座の神港新聞での新聞広告。
〈東京新喜劇二大快作〉として「菜川作太郎の女たらし」と、何と「永井荷風の春情鳩の街」を上演している。
菜川作太郎は新宿ムーランや浅草・大都劇場で横溝正史の小説「獄門島」の題名だけ拝借して全く違う内容の芝居の作・演出をしたことのある人だ。
この時も、荷風の許可を取っていたかどうか。
「春情鳩の町」が「春情鳩の街」となっているのは単なる誤字だったかどうか。
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【西条昇の荷風コレクション】「国際写真情報」の「永井荷風氏 急死す」の記事 [文豪]

「国際写真情報」昭和34年6月号の「永井荷風氏 急死す」の記事。
昭和23年の常盤座での劇団「新風俗」の舞台を観て以来のお気に入りだった女優・桜むつ子と楽屋で一緒に撮った写真や手帳に書いて桜に贈った詩の写真が掲載されている。
桜は荷風に贈られた詩に曲を付けた歌を舞台でも歌っていた。
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【西条昇の文学散歩】永井荷風・原作の外波山文明ひとり芝居「四畳半襖の下張り」 [文豪]

新宿三丁目に新しく出来た小劇場「Space梟門」で、椿組プロデュース番外篇の外波山文明ひとり芝居「四畳半襖の下張り」を観てきた。
「四畳半襖の下張り」と言えば、永井荷風の作と伝えられる小説である。
先日亡くなった野坂昭如がかつて編集長をしていた雑誌「面白半分」に掲載したが、内容が猥褻であると発禁になり、裁判の結果も猥褻であるとされて話題になった。
原作は、襖の下張りの紙に書かれていた性豪の男性と芸者との一夜の詳細を紹介していく構成だが、舞台では、若き日に遊び人だった老人が取材記者を相手に新橋芸者との一夜を仕方噺で振り返るという設定になっていた。
改めて、人間にとってSEXとは何なのか、猥褻とは何なのかを考えさせられる舞台であった。
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【西条昇の浅草文学散歩&食べ歩き】久保田万太郎の愛した駒形どぜうのどぜう鍋 [文豪]

享和元年(1801)創業の駒形どぜうの1階座敷の入れ込み席で、どぜう鍋、どぜう汁、田楽、ご飯とお新香の付いたなべ定食を。
ここは、浅草生まれの小説家・俳人・劇作家の久保田万太郎が贔屓にした店で、店の表には「御輿まつま(間)のどぜう汁すすりけり」との万太郎の句碑がある。
座敷の奥に陣取り、万太郎のすすったどぜう汁をすする。かなり濃いめのどろりとした味噌汁は、どぜうとの相性が実に良い。
酒に漬けて甘味噌仕立ての出汁で煮込んだどぜうが並べられた鍋が運ばれ、ネギを乗せて割下でグツグツと煮込んでいく。
どぜうに関しては、僕は山椒よりも七味派だ。
飯田屋のどぜうより、丸々とした印象を受ける。
気づけば、完食。
駒形どぜうの万太郎の句碑のある角を右に折れ、明治の半ばに川上音二郎が大活躍をした浅草座の跡を通って帰路に着いた。
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野坂昭如さんのご冥福をお祈りします [文豪]

野坂昭如さんが亡くなられたとのこと。
僕が1996年に初めての著書「東京コメディアンの逆襲」を博美館出版から出した際に、「放送文化」の書評欄で野坂さんが「今月の3冊」の中に選んで下さったことがあった。
あの野坂さんの目にとまったことが嬉しく、2年後に光文社から文庫化する時に、編集者の方を介して野坂さんに解説をお願いすると、引き受けて下さったのだ。
しかし、締切を過ぎても原稿が上がらず、編集者の方の判断で「また次回に…」ということになってしまった。
三木鶏郎門下の放送作家時代に番組用に作詞した「おもちゃのチャチャチャ」、♪ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか…と唄い踊ったサントリーゴールド900のCM、小説では「エロ事師たち」が大好きだった。
謹んで、ご冥福をお祈りいたします。
タグ:野坂昭如
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「芸術新潮」の谷崎潤一郎特集 [文豪]

新潮社の編集の方から戴いた「芸術新潮」の特集「谷崎潤一郎の女・食・住」〈情痴の文豪、大人読みガイド〉、面白かったな。
とりわけ「女・食・住」のうちの「女の巻」〈女人神聖79年〉で浮かび上がる谷崎のフェチぶりとドMぶりに圧倒された。
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