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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】昭和初期のキャバレー マルタマでの河合澄子一座のチラシ [浅草オペラ]

2018-12-08T19:27:34.jpg手元にある、昭和初期のグランドキャバレー マルタマでの河合澄子一座のチラシ。
〈オペラの妖姫〉〈浅草エロの女王〉との惹句の通り、河合澄子は大正半ばの浅草オペラ時代に日本館での扇情的な個性が注目され、昭和初期のエロ・レヴュー全盛期にも再び活躍。
若き日の川端康成が舞台上の河合の虜となり、永井荷風も河合と交流した時期があり、断腸亭日乗にも何度も名前が出てくる。
このチラシのイラスト・デザイン、好きだな。

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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正期の浅草・日本館のプログラム [浅草オペラ]

いろいろな少女歌劇団シリーズ。
手元にある、大正9年4月の浅草・日本館での少女歌劇アサヒ座とオペラ座、ミカド座による三座合同大歌劇の公演プログラム。
少女歌劇アサヒ座は、大正6年に鈴木康義により浅草・三友館で東京少女歌劇団として旗揚げされ、日本館でのアサヒ座時代を経て、再び東京少女歌劇団を名乗り、昭和初期まで活動した。
〈少女歌劇研究希望者は至急事務所迄御申越を乞ふ〉との募集も掲載されている。20180821_133113.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】金龍館での「松竹フォーリー 田谷力三一座」のチラシ [浅草オペラ]

手元にある、昭和11年(1936)6月末~の浅草・金龍館での「松竹フォーリー 田谷力三一座」旗揚げ公演のチラシ。
座長の田谷力三はオペラ館「ヤパン・モカル」から松竹に引き抜かれ、大正の浅草オペラ全盛期に活躍した金龍館の舞台に帰ってきた。
しかし、不入りから2ヶ月で解散し、田谷は松竹の「笑の王国」に合流。
田谷に変わってオペラの座長に昇格したのがシミキンこと清水金一だった。20180727_080439.jpg20180727_080442.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正14年の常盤座での大歌劇団の公演プログラム [浅草オペラ]

手元にある、大正14年3月の浅草・常盤座での大歌劇団の公演パンフ。
清水金太郎・静子夫妻、田谷力三、澤モリノ、柳田貞一など浅草オペラの主要メンバーの出演や「カルメン」の上演にも関わらず、数公演しか保たず。
大正12年9月の関東大震災以降、観客の気分が変化したのか、浅草オペラは不入りが続いていた。
変わって、この当時は安来節が大流行し、昭和4年からはレヴューの大ブームが来ることに。
浅草オペラの残党の多くはレヴューの一座に合流している。20180727_002101.jpg20180727_002114.jpg20180727_002118.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正6年の喜歌劇「ヘッベレケー」の譜面本 [浅草オペラ]

手元にある、大正6年(1917)6月発行の喜歌劇「ヘッベレケー」の譜面本。
佐々紅華が「ティぺラリー」(ティッペラリー)を「ヘッベレケー」とモジッて、独自の詞をつけている。
佐々紅華はこの年の10月に浅草・日本館で石井漠らと東京歌劇座を旗揚げし、「カフェーの夜」を上演している。20180724_075945.jpg20180724_080000.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正期の観音劇場での原信子一座の歌劇名曲絵葉書 [浅草オペラ]

手元にある、大正7、8年の浅草・観音劇場での原信子一座の歌劇名曲絵葉書集。
この一座には若き日の田谷力三やエノケンの師匠の柳田貞一なども参加しており、演目の場面ごとに「信子のボッカチオ」「田谷のコンテイノ」などと出演者名と役名の書かれたイラストの下に、一曲づつ楽譜が載っている。
手元にあるのは、「南欧の詩人(ボッカチオ)」「靴直しクリスピノ」「マスコット(福の神)」などで、一つの演目ごとに4枚セットになっている。
浅草オペラの貴重な資料と言えるだろう。
南欧の詩人(ボッカチオ)の「フィアメッタのソロ」は田谷力三も得意にした浅草オペラの代表曲「恋はやさし野辺の花よ」で、「歌はトチチリチン」はエノケンも得意な「ベアトリ姐ちゃん」である。20180716_012243.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正期の日本館でのオペラ座のビラ [浅草オペラ]

手元にある、大正期の浅草・日本館でのオペラ座の興行チラシ。
谷崎潤一郎は当時の日本館に通い、浅草オペラを描いた小説「鮫人」の設定のモデルにしている。
舞台監督・石井漠。アイドル的な人気の沢モリノ。外山千里は後に佐々木千里と改名して新宿ムーランルージュの小屋主に。
藤原義江はこの日本館でオペラ・デビューを飾っている。20180714_220646.jpg
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】谷崎潤一郎が贔屓にした浅草オペラ女優・神山仙子 [浅草オペラ]

谷崎潤一郎が浮名を立てられたほど贔屓にした浅草オペラ女優の神山仙子の「日本歌劇俳優写真名鑑」(大正9年発行)のプロフィール紹介ページ。
今東光の「十二階崩壊」では「谷崎自身も上山仙子というオペラ女優と浮名を立てられたくらい日本館へは足を運んだ」とあるが、上山ではなく神山が正しい。
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【西条昇の浅草オペラ史コレクション】大正10年前後の金龍館での根岸歌劇団のプログラム [浅草オペラ]

手元にある、大正10年前後の浅草・金龍館での根岸歌劇団の公演プログラム。
楽劇「ジプシイの娘」、喜歌劇「愛を誘ふ薬」、ミュジカルプレー「ノバ・ミリタリズモ」、歌劇「アイダ」。
出演は田谷力三、清水金太郎、安藤文子、澤モリノ、木村時子、柳田貞一、町田金嶺、相良愛子、二村定一ら。
「アイダ」におけるラダメスの独唱とアイダの独唱の歌詞も掲載されている。
2018-07-09T00:10:54.jpg2018-07-09T00:10:54.jpg2018-07-09T00:10:54.jpg

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【西条昇の浅草オペラ・コレクション】大正期の浅草・日本館でのオペラ座の興行チラシ [浅草オペラ]

手元にある、大正期の浅草・日本館でのオペラ座の興行チラシ。
谷崎潤一郎は当時の日本館に通い、浅草オペラを描いた小説「鮫人」の設定のモデルにしている。
舞台監督・石井漠。アイドル的な人気の沢モリノ。外山千里は後に佐々木千里と改名して新宿ムーランルージュの小屋主に。
藤原義江はこの日本館でオペラ・デビューを飾っている。
明日7/15(土)16時~浅草ブレーメンハウス (TEL.03-3842-2250)での講演「文士の愛した浅草芸能」では、このあたりのことも含め、荷風・谷崎・川端・乱歩・高見順が実際に浅草で観た公演プログラム&チラシの写真を紹介しながら解説していきます。
入場無料で予約不要です。ぜひ、お気軽にいらして下さいね。
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