【西条昇の新派コレクション】明治27年の浅草座での川上音二郎一座の筋書 [新派]
手元にある、明治27年の浅草座での川上演劇つまり川上音二郎一座による「風俗写真 又々意外」の筋書。
オッペケペー節で知られた川上音二郎は、この浅草座での日清戦争物の芝居が大当たりし、のちの新派につながる書生芝居の面白さを世に知らしめた。
一座には新派の大物となる面々が名を連ねている。
川上は、芝居の上手さでは一座の幹部たちに劣ったが、時代を読み話題を作るプロデューサーとしては天才と言えた。
浅草座は浅草六区ではなく、今の駒形どぜうの横を入ったあたりにあった。
オッペケペー節で知られた川上音二郎は、この浅草座での日清戦争物の芝居が大当たりし、のちの新派につながる書生芝居の面白さを世に知らしめた。
一座には新派の大物となる面々が名を連ねている。
川上は、芝居の上手さでは一座の幹部たちに劣ったが、時代を読み話題を作るプロデューサーとしては天才と言えた。
浅草座は浅草六区ではなく、今の駒形どぜうの横を入ったあたりにあった。
【西条昇の浅草の新派コレクション】明治43年の柳盛座の松隆会の辻番付 [新派]
手元にある、明治43年(1910)5月の浅草向柳原町にあった柳盛座での新派劇松隆会夜興行「一聲」の辻番付。
役者は巻野憲二や中野信近らが中心。
巻野は伊藤晴雨と交流があり、その縁で晴雨が辻番付の絵を手掛けたことも。
中野は明治41年から一座で吉沢商店の製作するサイレント映画に出演し始め、以降も天活、小林商会、連合映画芸術家協会、片岡松燕プロダクション、東活映画社の作品に出演している。
上野・浅草・日暮里ランキング
役者は巻野憲二や中野信近らが中心。
巻野は伊藤晴雨と交流があり、その縁で晴雨が辻番付の絵を手掛けたことも。
中野は明治41年から一座で吉沢商店の製作するサイレント映画に出演し始め、以降も天活、小林商会、連合映画芸術家協会、片岡松燕プロダクション、東活映画社の作品に出演している。
上野・浅草・日暮里ランキング
【西条昇の浅草芸能史コレクション】公園劇場での新派の河合武雄一派のビラ [新派]
手元にある、松竹の浅草・公園劇場での新派の河合武雄一派のビラ。
新加入の山田九州男は、女優の山田五十鈴のお父さんである。
柳永二郎は、新派から出て様々な映画や舞台で活躍した方で、僕は子供の頃に東京宝塚劇場での長谷川一夫の東宝歌舞伎でこの人の生の舞台を何度か観ている。
新加入の山田九州男は、女優の山田五十鈴のお父さんである。
柳永二郎は、新派から出て様々な映画や舞台で活躍した方で、僕は子供の頃に東京宝塚劇場での長谷川一夫の東宝歌舞伎でこの人の生の舞台を何度か観ている。
【西条昇のエンタメ日記】喜多村緑郎・河合雪之丞 自主公演「怪人二十面相」を観劇 [新派]
昨夜は池袋サンシャイン劇場での喜多村緑郎・河合雪之丞 自主公演「怪人二十面相 ~黒蜥蜴二の替わり~」を観劇。
喜多村緑郎&貴城けいの夫婦共演も見所のひとつ。
終演後に、楽屋で喜多村緑郎さん、春本由香さんを囲んで…。
左から、僕、浅草の宇田川さん、喜多村緑郎さん、寅さん研究会つながりの内山さん、春本由香さん。
尾上松也さん春本由香さんのお母様である河合盛恵さんとも数ヶ月ぶりにお会いすることが出来て、今回のお芝居の脚色・演出の齋藤雅文さんをご紹介頂く。
2月の新橋演舞場と大阪松竹座の公演で齋藤さんが演出された女剣劇が題材の「喜劇 有頂天一座」のパンフレットに浅草の女剣劇の歴史についての解説文の執筆と写真提供をさせて頂いた話をすると、「あれで、最初の場面を浅草松竹座にしたんですよ」とのことだった。
喜多村緑郎&貴城けいの夫婦共演も見所のひとつ。
終演後に、楽屋で喜多村緑郎さん、春本由香さんを囲んで…。
左から、僕、浅草の宇田川さん、喜多村緑郎さん、寅さん研究会つながりの内山さん、春本由香さん。
尾上松也さん春本由香さんのお母様である河合盛恵さんとも数ヶ月ぶりにお会いすることが出来て、今回のお芝居の脚色・演出の齋藤雅文さんをご紹介頂く。
2月の新橋演舞場と大阪松竹座の公演で齋藤さんが演出された女剣劇が題材の「喜劇 有頂天一座」のパンフレットに浅草の女剣劇の歴史についての解説文の執筆と写真提供をさせて頂いた話をすると、「あれで、最初の場面を浅草松竹座にしたんですよ」とのことだった。
【西条昇の浅草芸能史研究】昭和13年の国際劇場での新派の興行のパンフ [新派]
手元にある、昭和13年5月の浅草・国際劇場での花柳章太郎らによる「大新派躍進興行」のパンフ。
昼の部が泉鏡花・原作「瀧の白糸」、夜の部は尾崎紅葉・原作「金色夜叉」という新派の当たり狂言が上演されている。
花柳章太郎の演じる瀧の白糸とお宮を、昼夜通しで観てみたかったな。
昼の部が泉鏡花・原作「瀧の白糸」、夜の部は尾崎紅葉・原作「金色夜叉」という新派の当たり狂言が上演されている。
花柳章太郎の演じる瀧の白糸とお宮を、昼夜通しで観てみたかったな。