【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】渥美清が出演時の公演パンフ

手元にある、昭和33年1月の日劇ミュージックホール「日本髪の恋愛選手！！」の公演パンフの渥美清の写真。
渥美が浅草フランス座から日劇ミュージックホールに進出して間もない頃だ。
フランス座時代の渥美は目を寄せて唇をひん曲げてみせる顔芸を得意としていたが、徐々に封印していった。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブックより

手元にある、日劇ミュージックホール運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブック。
その中に貼ってある、〈奈良あけみヌードにサヨナラ 映画出演でホールと衝突 〝あまりに惨め〟と不満語る〉と題した報知新聞の記事。
奈良あけみは浅草フランス座から日劇ミュージックホールに進出以来、活躍してきたスター・ダンサーの一人である。
丸尾にとっては面白くない内容の記事の筈だが、それでもキチンとスクラップしてあるのが丸尾らしいね。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブックより

手元にある、日劇ミュージックホール運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブック。
その中に貼ってある、「女は悪魔を飼っている」の劇評記事２つ。
どちらも「淡谷のり子初出演」と、小川久美、松野由加、丘るり子の〈インテリ・ヌード〉が紹介されている。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブックより

手元にある、日劇ミュージックホール運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブック。
その中に貼ってある、〈人を食った奇抜さ 〝小人トリオ〟ら初登場〉と題した新聞記事。
空飛小助、清水勇、山口堅志の〝小人トリオ〟のうち、清水と山口はこの時の公演「これはカックン！ ショックやわ」で日劇ミュージックホール初登場。
小助は同ホールをホームグラウンドに長くコメディアンとして活躍した。
また、この公演では〝シスターボーイ〟ならぬ〝ブラザーガール〟も舞台に登場したようだ。

【西条昇の浅草歌舞伎史コレクション】万延元年の猿若町の出火を記録した刷り物

手元にある、万延元年（1860）8月27日の浅草・猿若町一丁目新道出火を記録した刷り物。
描かれた地図の左中央に中村座、市村座、森田座、左上に観音様、中央下に聖天様が。

【西条昇メディア掲載情報】コメント掲載された慶應塾生新聞の浅草特集記事がWebでも配信

慶應塾生新聞 2018年11月号〈東京いろは〉特集の「浅草 新しい娯楽を発見」と題した記事で、江戸から現代までの浅草と大衆芸能との関わりについての私、西条の解説コメントが掲載され、昨日よりWebでも配信されました。
http://www.jukushin.com/archives/35094

【西条昇のストリップ史コレクション】渥美清と井上ひさしの名前が掲載された浅草フランス座の公演チラシ

手元にある、昭和31年か32年の1月の浅草フランス座の公演チラシ。
専属コメディアンの中には肺結核の治療から復帰したばかりの渥美清の名前があり、現代世相劇「看護婦の部屋」の作者として、当時のフランス座の文芸部員で上智大生だった井上ひさし(本名は井上廈)の名前が掲載されている。
のちに井上は何度もこの芝居での渥美の面白さを文章に書き、この時の台本は単行本「浅草フランス座の時間」(井上ひさし、こまつ座 著)に収録された。
渥美以外のコメディアンには、和田平助(〝助平だわ〟を逆にして命名)、谷幹一、田原広文、長門勇、藤原辰男、都銀二郎らの名が。

【西条昇のストリップ史コレクション】昭和38年の増刊「週刊 実話と秘録」ストリップ特集

手元にある、増刊「週刊 実話と秘録」昭和38年(1963)3月28日号。
グラビヤ特集〈見るより覗かせる ストリップ全スト時代〉。
表紙がいいね(笑)。全ストとは〈全部ストリップ〉の略だ。
〈花園百合香の心意気 関西ストリップの中でも、全スト時間最高記録保持者だと、自他ともに許しているのが彼女。（略）「だってさ、一人でもたくさんの男に全スト見せるのが本筋やわ！」〉

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブックより

手元にある、日劇ミュージックホール運営委員だった丸尾長顕の昭和33年のスクラップブック。
その中に貼ってある、〈どうぞよろしく 美ヌード三人嬢〉と題した新聞記事。
先に紹介した日劇ヌード・スター募集の最終審査に合格した三人のデビューを報じるもので、この中では島淳子がスターの一人として長く活躍した。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】運営委員だった丸尾長顕の昭和32年のスクラップブックより

手元にある、丸尾長顕の昭和33年の日劇ミュージックホール関連のスクラップブック。
その中に貼ってある、同年8月の日劇ヌード・スター募集の最終審査会の様子を伝える新聞や雑誌の記事。
審査員は丸尾長顕ら日劇ミュージックホール運営委員の他、作家の舟橋聖一、村松梢風ら。
こうしたマスコミへの話題作りの仕掛けは丸尾の得意とするところだ。