【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】パン猪狩が出演時の公演パンフ

手元にある、昭和29年6月の日劇ミュージックホール「美女に化けたお馬」の公演パンフのパン猪狩こと世界 一の写真。
パン猪狩と言えば、日本の女子プロレスの生みの親と言えるボードビリアンであり、日本の女子プロレスラー第1号の猪狩定子や東京コミックショウのショパン猪狩のお兄さんでもある。
この当時、スケールの大きな名前が良いと「世界 一（せかい はじめ）」に改名したのだが、良く共演していたトニー谷の名前と並ぶと「トニー谷 世界一」と、トニー谷は世界一だと称えているみたいだからということで、すぐにパン猪狩に戻している。

【西条昇の浅草の荷風コレクション】「別冊日本カメラ」の記事「荷風散人と浅草の踊り子」

「別冊日本カメラ」昭和３４年１０月号「荷風散人と浅草の踊り子」という記事に、荷風が踊り子や女優を連れて通っていた喫茶「峠」で津田紅子や園はるみと写った写真が載っている。
津田紅子は浅草ロック座の女優、園はるみはロック座でデビューしてからストリッパーとして新宿セントラルや日劇小劇場に移って活躍し、のちにラテン歌手に転向したかただ。
この峠という店は現在、浅草駒太夫さんが経営するベルという店に変わっているが、これらの写真を見る限り、カウンターの造りや店内の構造自体は変わっていないようだ。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】春川ますみが出演時の公演パンフ

手元にある、昭和32年1月の日劇ミュージックホール「春の天使はみんなウェット」の公演パンフの春川ますみさんのページ。
可愛いなあ。それに、この太腿感。谷崎潤一郎が春川を贔屓にしていたのも納得だな。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】美輪明宏(当時は丸山明宏)出演時の公演パンフ

美輪（明宏）さんin日劇ミュージックホール。当時の芸名は丸山明宏だが…。
手元にある、昭和32年1月の日劇ミュージックホール「春の天使はみんなウェット」公演パンフの美輪さんの写真。
やはり独特の妖しい色気が出ているよねえ。

【西条昇の日劇ミュージックホール史コレクション】渥美清が出演時の公演パンフ

手元にある、昭和33年1月の日劇ミュージックホール「日本髪の恋愛選手！！」の公演パンフの渥美清の写真。
渥美が浅草フランス座から日劇ミュージックホールに進出して間もない頃だ。
フランス座時代の渥美は目を寄せて唇をひん曲げてみせる顔芸を得意としていたが、徐々に封印していった。