【西条昇のコメディ番組史研究】「あきれた学園」のスチール写真 [お笑い]
澤田隆治・演出、どつき漫才で売り出し中の正司敏江・玲児の主演による朝日放送の公開コメディ「あきれた学園」(1969年5月～71年9月)のスチール写真。レツゴー三匹、桂春蝶(先代)、正司敏江・玲児、上方柳次・柳太という松竹芸能の面々が出演。
この中で今でもご健在なのは敏江師匠のみになってしまった。
【西条昇のコメディ番組史研究】「とことんやれ大奮戦!」のスチール写真より [ジャニーズ]
〈バラエティ番組の鬼才〉井原高忠と〈コメディ番組の魔王〉澤田隆治が組んだ日本テレビの公開コメディ「とことんやれ大奮戦!」(1973年10月～74年3月)には、主演のフォーリーブス、岡崎友紀、坂上二郎のほか、多くのコメディアンやアイドルがゲスト出演した。新選組隊長の近藤勇に由利徹、副長の土方歳三に伊東四朗、隊士にコント０番地(車だん吉、岩がん太)。
幕府歩兵奉行の大鳥圭介役が鳳啓助というのも洒落てるね。その配下が、はな寛太・いま寛大、幕府軍雷神隊がトリオ・ザ・パンチ(内藤陳、ドン堺、二瓶十久也)、祇園大口屋のおかみ お京に京唄子。
【西条昇のコメディ番組史研究】「とことんやれ大奮戦!」の番宣ハガキとステッカー [ジャニーズ]
〈バラエティ番組の鬼才〉井原高忠と〈コメディ番組の魔王〉澤田隆治が組んだ日本テレビの公開コメディ「とことんやれ大奮戦!」(1973年10月～74年3月)の番宣ハガキとステッカー。出演はジャニーズアイドルとして人気絶頂のフォーリーブスと70年の「おくさまは18歳」でコメディエンヌぶりを発揮した岡崎友紀。他に坂上二郎も。
フォーリーブスと岡崎友紀は井原班の「カリキュラマシーン」(74年4月～78年3月)でも共演していたっけ。
【西条昇のジャニーズ史研究】SMAPより19年も前に笑いに挑んだフォーリーブス [ジャニーズ]
SMAPが1992年スタートの「夢がMORIMORI」で本格的にコントに取り組む19年も前の1973年に日本テレビの公開コメディ番組「とことんやれ大奮戦!」に主演し、笑いにチャレンジしていたフォーリーブス。当時の新聞記事は、「てなもんや三度笠」の澤田隆治から指導を受ける様子を〈キビシ～イ 沢田流シゴキに耐えるフォーリーブス やりがいある…江木 延々8時間のリハーサルにも懸命〉と伝えた。
番組で、幕末期のとんやれ隊員に扮した彼らは女装姿を披露したほか、体を張ったドタバタ演技で笑いを誘った。
【西条昇のコメディ番組史研究】「とことんやれ大奮戦!」で東西の笑い作りの巨匠同士の顔合わせが実現 [お笑い]
日本テレビの公開コメディ番組「とことんやれ大奮戦!」(1973年10月～74年3月)で、プロデューサーの井原高忠(「光子の窓」「九ちゃん!」「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」)と企画・演出の澤田隆治(「てなもんや三度笠」「スチャラカ社員」)という東西の笑い作りの巨匠による夢の顔合わせが実現。この時、井原44歳、澤田40歳。同番組の主演はジャニーズ事務所のフォーリーブスだったから、現場では井原さん澤田さんジャニーさんが顔を合わせていたことになる。
日本テレビと共に番組を制作したビデオワークは当時の澤田の朝日放送からの出向先であり、朝日放送・毎日放送・関西テレビ・読売テレビ・松竹芸能の共同出資により設立された。
井原に上京を薦められた澤田は、75年8月に朝日放送と大阪東通の出資により設立された東阪企画の代表として東西を股にかけた活躍を見せる。
