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【西条昇の浅草エンタメ日記】浅草ロック座「シャングリラ」 [エンタメ]

昨日は「Shangri-La 2nd season」を観に浅草ロック座へ。
ストリップ劇場では最も大手で老舗であるロック座は現在、一つの演目を40日間づつ公演しており、前半20日間と後半20日間では1〜2名を除いて出演する踊り子が入れ替わるようになっている。
昨日観たバージョンも、今月始めに観たバージョンとは、同じ振付けと演出のまま、白石美咲を除いた6名が新しい顔ぶれになっていた。
同じ振付けと演出で人が入れ替わると、逆にその踊り子さんの力量や個性の違いが浮かび上がるもので、落語や歌舞伎の演目を違う人で観て比べてみるのと同じような楽しみ方が出来る。こうした公演の仕方を行っているのはロック座だけで、他の劇場では、それぞれの踊り子さん個人の持ちネタ的に演じ慣れた出し物を順番に見せていく構成になっている。
体操で言えば規定演技と自由演技の違いみたいなものか。
また、ロック座では自分がメインの景の振付けはもちろん、オープニングやエンディングや他の踊り子さんがメインの景でバックで踊る時の振付けも覚えねばならず、事前の稽古期間があるようだ。
中休憩を挟んで1時間40分のショーの中で自分の景の他にも何度も登場し、それを1日5回公演というのだから相当にハードだろう。
しかし、ステージに上がれば舞台裏のハードさを全く感じさせずに艶然とした笑みを絶やさない彼女たちの虜となるファンが多いのも納得だ。
9月5日から始まる次回公演「La LUNA(ラルーナ)」も楽しみだな。
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【西条昇の演芸コレクション】昭和18年の第一劇場での東京吉本楽劇隊の公演パンフレット [エンタメ]

昭和18年4月の第一劇場での東京吉本楽劇隊の公演パンフレット。
戦時色が強まって敵性言語が禁止されはじめ、かつて中川三郎のタップダンスや「あきれたぼういず」を売り物に洒落たショーを繰り広げていた「吉本ショウ」も「吉本楽劇隊」と改名させられていた。
ゲスト歌手の三根耕一、稻田文子も改名前は、ディック・ミネ、べティ稻田であった。
表紙には演芸の吉本らしからぬ「空を護れ」というスローガンが。
曰く「想起せよ! 昨年の四月十八日 今年もまた小癪な米機はわが本土を狙っていることを忘れてはならぬ」。
吉本楽劇隊のメンバーには、浅草オペラ出身の町田金嶺、ロッパ一座にいた須田村桃太郎、歌手のややま良一、ミルクブラザースにいた有木三太など。
踊り子の伊吹まり子、池上好江は、戦後に伊吹まり、ミス池上と改名し、人気ストリッパーとして活躍した。
また、文芸部の深井俊彦、振付部の村田凡二郎も、戦後はストリップの世界で作・演出や振付けを手掛け、長く活躍している。
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