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亀梨和也くんのダンスやポーズはどうしてあんなにキマるのか!? [ジャニーズ]

改めて言うまでもないと思うんだけど、KAT-TUNの亀梨くんのダンスって、一つ一つの動きがピシピシと決まって、見ていて凄く気持ちいいよねー。
「SUMMARY」のDVDの中に入ってる、「アンダルシアに憧れて」の冒頭をエロエロと歌い踊る赤西くんのソロ部分に続いて、亀梨くんがステージ奥からギャングみたいな帽子を目深にかぶって踊りながら前へ出てくるシーンなんか、何度見てもゾクゾクしちゃうもんなー。
「いよっ! 待ってました!!」「日本一!!」「大統領っ!!」なんて、昔の芝居の客みたいな掛け声をかけたくなっちゃうくらいでさ。
亀梨くんて、もし、バレエ・ダンサーになってたとしても、かなりのとこまで行ってたんじゃないかねえ?
それに、亀梨くんは広告写真や雑誌のグラビア写真とかでも、表情はもちろん、角度といい、手の位置といい、完璧なポーズの取り方をしてることが多いよね。
こうしたら自分がどういうふうに見えるのかを知り尽くしてるような感じでね。
そういった自分の見せ方を亀梨くんはどうやって身につけたんだろうと思ってたところ、少し前に読んだ川崎麻世の著書「カイヤへ!」(マガジンハウス)の中にそのヒントとなるような興味深い記述があった。
川崎麻世と言えばカイヤの旦那さんとして有名だが、かつてはジャニーズ事務所所属のスターだった人だ。
この本の中で演出家・プロデューサーとしてのジャニー喜多川氏について麻世が書いているところを何箇所か引用させていただくことにしよう。
 
<ジャニーさんと一緒の時は、テレビの歌謡番組ひとつ見るのでも気が抜けない。周囲を気にしないでちゃんと集中してテレビを見て勉強しなさい、と注意を受ける。われわれに話しかけないでいいからブラウン管に映るスターに全神経を集中しなさいと。その時、テレビには当時人気絶頂のスター、沢田研二さんが映っていた。「沢田研二はどうして素晴らしいか」「西城秀樹の魅力はどこにあるか」スター歌手がいかに輝いているか、そのポイントを、まだ子供のぼくにジャニーさんは的確に教えてくれた。「ジュリー(沢田研二)は、自分がどの角度から映るときれいに見えるか、あの人は知っている人だ。あの人は時間さえあれば、ずっと鏡の前で、帽子のかぶり方ひとつ、その角度もどの角度が一番自分がきれいに見えるか、その微妙な角度まで勉強している」ジャニーさんの教えは、プロである以上、まずきちんと自分を知りなさい、自分の魅力を最大限アピールする術を持ちなさい、ということに尽きる>

<当時、ぼくはNHKの「レッツ・ゴー・ヤング」というヤング・アイドルが集まっている番組に毎週レギュラー出演していた。全員で歌う場面、ジャニーさんの次のような指示が飛ぶ。「麻世、もう少し上下の動きを増やしなさい」「もっと立体的に躍動感を出せるように」同じ踊りを踊る場面でも、他の歌手と比べて自分はどうしたらもっと目立つことができるか、を徹底して指導を受けた>

<当日の台本を見ると、カメラ割りが書いてある。カメラがぼくの顔のアップを撮影する場面である。「麻世。このショットは横顔を見せていて、次のアップの時にカメラを見ろ」顔のアップになった瞬間から、ずっとカメラを見る方法もあるにはある。だが、それは一つの表情を見せるだけで、単調になる恐れがある。限られた時間の中でいかに自分の魅力をアピールできるか、視聴者を引きつけられるかを徹底して教えられる。最初のアップではカメラを見ていないが、次のアップが来た時にカメラを見ることによって、その効果がより強く引き出されるとか>

<ジャニーさんの教えは微に入り細にわたる。手の広げ方ひとつ、手の面ひとつでも、NHKホールの場合と、フジテレビ「夜のヒットスタジオ」、TBS「紅白歌のベストテン」「ギンザNOW」の会場の場合とでは違うというのだ。NHKホールの場合、手の角度をなるべく下に向けるようにと言われる。その方があおり気味のカメラのフレームには全身が大きく映えるからだ。しかし、「夜のヒットスタジオ」「ギンザNOW」など、平面のスタジオの場合、カメラの位置よりは、より高い位置にみずからを置くように心がけなさい。そういうところまで計算してカメラの前には登場しなさい。そこまで計算するのがプロで、ライバルを追い抜くためには常に自分なりの勉強が必要だ、という教えだ。不思議なもので、そういう教えを胸に、テレビやステージ、舞台に立つ時、他のアイドルやタレントとはおれは違うんだ、というよい意味での自意識が芽生える>

いやあー、やっぱ、ジャニーさんは凄いよ!! 天才!! だって、こういうことをジャニーさん自身は誰に教わったわけでもなく、全部、自分の目で見て、気づいたことなんだからね。
ジャニーさんがタレントにここまで細かく指導しているってことは、世間のほとんどの人が知らないよねえ?
おそらく、ジャニーさんは今でもJr.たちにこうした指導を続けているんだと思う。
これらのジャニーさんの教えを忠実に守って、確実に形に出来るのが、今だと亀梨くんが一番てことになるんじゃないかねえ。
亀梨くんには、少年野球時代にトップレベルの選手だったほどの運動神経と天性の勘の良さもあると思うし。
ちゃんと教えを受けとめられる素直さと柔軟性もあるんだろうねー。

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