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【西条昇の浅草軽演劇史コレクション】昭和39年の週刊漫画ストーリーに掲載された浅草カジノ座のはな太郎のグラビア特集記事

2019-03-12T03:23:07.jpg2019-03-12T03:23:07.jpg2019-03-12T03:23:07.jpg手元にある、「週刊漫画ストーリー」昭和39年9月13日号の白黒グラビア特集〈下町を笑わせる小さな男 ーー浅草・カジノ座のコメディアン〝太郎ちゃん〟〉。
〝太郎ちゃん〟とは、当時、浅草・カジノ座で幕間コントを演じていた、はな太郎(のちにハナ太郎)のことだ。
記事では、浅草軽演劇出身の八波むと志、渥美清、長戸勇に続いて人気者になるだろうと目されると書かれている。
若い頃の唐十郎がこの当時のカジノ座のミトキンとはな太郎のコントに注目し、何度も文章に書いた。
しかし、これだけ一部の注目を集めながら、はな太郎は記事のような人気者になることはなかった。
この1~2年後に起きるトリオ・コントのブームに、やはり軽演劇出身の三波伸介や東八郎のように乗ることが出来なかったのが大きかったのではないか。
はなは昭和50年代には由利徹を中心とした新宿コマ劇場の喜劇公演に出演することが多く、僕はその頃に何度も観ている。
節劇コント的な場面での浪曲師役で本格的な節回しをチラリと披露したり、村のお地蔵さんに扮して舞台の端でずっと動かずにいたと思ったら急に立ち上がってオチになるギャグを良く覚えている。
この記事の頃のはな太郎をカジノ座で観てみたかったなあ。

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