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【西条昇の浅草エンタメ日記】浅草ロック座の7月「プロムナード」公演と8月「シャングリラ」公演 [エンタメ]

先月今月と連続で浅草ロック座のショーを観てきた。
今や全国的にその数が激減しているストリップ劇場の中で、昭和22(1947)年にオープンしたロック座が最も老舗と言える。
「ストリップ」と聞くと、マナ板ショーなど一番荒れた時代のものや、温泉地の裏日れたヌード劇場を連想する人も少なくないようだが、そうしたものとロック座のショーは全く違う。
昭和59(1984)年12月にリニューアルオープンして以来、立派な音響と照明の設備を駆使し、構成や振付にも力を注いだ正統派のストリップ・ショーを作り続けているのだ。
数年前まで〈東洋のラスベガス〉マカオで「ロック座マカオ」として常打ち公演を行っていたことからも分かるように、そのエンターテイメント・ショーとしてのクオリティーは、〈ショーの本場〉ラスベガスで現在上演されているいくつかのヌード・レヴューと比べても全くヒケを取らないと思う。
まず、先月は「プロムナード」、今月は「シャングリラ」と、ショーとしてのタイトルが付けられており、ショーの構成のテーマがある。
現在は7名のストリッパーに加えて、脱がないプロの女性ダンサー(昔風に言うなら「ヌードさん」に対しての「普通ショー」か)4名が出演。
オープニングとエンディングは計11名によるダンスナンバーがあり、各ストリッパーのソロの景は、1曲めが他のストリッパーやダンサー数名をバックに従えてのセットや衣装にも凝ったナンバーになっている。2曲めからがソロになるというのが現在のロック座の定番なのだ。
こうした数名で踊る場面には当然ながら振付があり、公演前に稽古期間がある。出演者は自分の出番以外にも何種類もの振付を覚えなければないので大変だ。
ダンスの設定も、「プロムナード」では、マネキン人形のテクノ風あり、オズの魔法使い風あり、宝塚風あり。「シャングリラ」では、アラビアンあり、怪談調の和物あり、フラガール風あり、アフリカンあり、クラシックバレエ風あり。
両公演ともに、バックのスクリーンの映像と人間の動きがKAGEMU風にシンクロする最新のAR技術を取り入れたナンバーがあった。
また、「シャングリラ」の怪談調の和物の踊りで、バックのスクリーンに一瞬大きなドクロの顔が映し出されると同時に、沙羅さんの顔にも立体的にドクロの顔が映し出されたのにも驚いた。あれはプロジェクション・マッピングだろうか。
10分の中休憩を挟んで約90分のショー。これが一日、5公演、繰り返される。
中休憩の時も、スクリーンに過去のロック座の名場面や、後半の景の衣装を着た出演者たちによる客席での禁止事項を知らせる映像が流され、観客を飽きさせない。
上演中はお静かにというところでロック座のアイドル・ストリッパーとして活躍された雅麗華さんがカラオケで熱唱する場面が出てきたり、怪談調の景を演じた沙羅さんの周辺にはずっと火の玉の映像が描かれてあったりしたのも笑えた。
僕的には、いくつもの太鼓風セットに乗り移って両手で叩きながら踊るアフリカン風の場面での彩音しゅりさんがお気に入りかも。
入場料は大人が通常5000円のところ、21時からの5回めのショーは一律3500円で見られる。
一つのショーは40日間の公演期間中、前半と後半の20日間で1〜2名を除いた出演者が入れ替わり、「シャングリラ」も11日から白石美咲さん以外の6名が新しい顔ぶれに。
当然、そちらも観に行きます。
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