SSブログ

アルカザールのニューハーフショーを観て日本のレヴューとセクシャリティの関係について考えるの巻 [レヴュー]

昨日、新宿の「アルカザール」でニューハーフ・レヴューを観て来ましたー。コミカルさとセクシーさの要素を織り交ぜた1時間ほどのダンス・レヴューでね。ここのNo.1のジェニファー嬢、色っぽかったなあー。ふとした表情や決めポーズで観客の気持ちと視線をぐーっと惹きつけてしまう魅力があってね。ショーチャージ込みの飲み放題で1人4800円とお値段もなかなかリーズナブル。次は「黒鳥の湖」とか「ギャルソンパブ」とか「金魚」とかのニューハーフ・レヴューも観に行きたいなー。大阪の「ベティのマヨネーズ」も観に行ってみたいし。雑誌編集者の皆様、「西条昇の日本全国ニューハーフ・ショーめぐり」みたいな企画とかやらせてもらえないッスかねー。よろしくですー。

ところで、僕はここ何年かで、ニューヨーク・パリ・ベルリン・ラスベガスを回って、いろいろなレヴューを観まくってきたんだけど、パリの「ムーランルージュ」や「リド」、ラスベガスの「ジュビリー」みたいにスペクタクル的要素のあるものにしろ、ベルリンの「ベル・エ・フ」みたいな比較的小さな空間でやっていたものにしろ、基本的には男女混成レヴューであり、トップレスのレヴュー・ガールが出てくるものがほとんどだったんだよね。トップレス・ガールが全く出てこなかったレヴューはと言えば、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールのロケッツのショーとベルリンのフリードリッヒ・シュタット・パラストくらいなんじゃないかな。

一方、我が国のレヴューはどうかと言えば、日劇ダンシングチームみたいな大きな規模のものにしろ、赤坂の「コルドン・ブルー」みたいな小さな規模のものにしろ、男女混成レヴューは結局、根づかないまま消えてしまったんだよね。トップレス・ガールの出てくるバーレスクをやっていた日劇ミュージックホールも無くなっちゃったし。今でも残っている日本のレヴューは、女性だけの宝塚歌劇やOSKだったり、男性メインのジャニーズだったり、女装した男性だけのニューハーフショーだったり、セクシャリティ的に特徴のあるものだけと言えるんじゃないかなー。それはどうしてなのか・・というのが、最近の僕の研究テーマのひとつなんですよー。論文も書かなくちゃなー。


nice!(0) 
共通テーマ:芸能

nice! 0