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ジャニーズと早大演劇の合同プロジェクト公演観劇とその後の茶話会 [ジャニーズ]


 ジャニーズ事務所と早稲田大学演劇博物館との合同プロジェクトによる東京グローブ座での第1回公演「燈色の星」にご招待していただき、千秋楽の舞台を観てきた。
 数年前に東京グローブ座を傘下に収めたり、CX「劇団演技者」では小劇場系出身の作家と所属タレントとのコラボをさせてみたり、このところ「演劇」に力を注いでる感のあるジャニーズ事務所だが、今回のプロジェクトもジャニーズ側から早大側にプレゼンをしたとのこと。
 次世代の演劇界を担うべき若者の才能を発掘し、プロのバックアップのもとで作品を作り上げることが目的というこのプロジェクト。脚本・演出、スタッフ・キャストの全てを早稲田演劇から公募して今回の公演に備えてきたという。
 僕は2ヶ月ほど前の記者発表にも呼んでもらっていたから、早大生たちが今回のチャンスをどう活かし、どんな舞台を見せてくれるのか、楽しみに出かけたワケだ。
 今回のジャニーズ側のプロの出演者は、元「男闘呼組」で、これまで数々の大物演出家と仕事をしてきた岡本健一くんひとりだけ。あとは学生である。
 「燈色の星」という今回の芝居は、井原西鶴の「好色一代女」と芥川龍之介の「地獄変」を基に、兄妹を導くさまざまなえんを描いた江戸原色絵巻といった内容になっていた。
 脚本的にも演出的にも演技的にも、どうしても未消化の部分が目についてしまったが、機材を今回初めて触る学生が照明を担当したり、演出担当2名のうちのひとりは今まで生の舞台を観たことがなかったり、という状況を考えれば、むしろ健闘していたと言うべきだろう。
 今回に関して言えば、まずは実際に公演を行ない、学生たちが貴重な経験をしたこと自体に意味があったのだと思う。
 終幕後、別室に案内されて、4人のメジャー新聞の記者の方と僕が岡本健一くんとジャニーズ事務所顧問で今回のプロジェクトのトータルコーディネーターである小杉理宇造さんを囲んで、和菓子を食べながら小人数での小一時間ほどの茶話会。今回の公演が行なわれるまでの経緯や苦労話、今後の展開などについて聞かせてもらった。
 とりあえず公演は年に一回というから次の公演は一年後になる。そのときには、今回の経験を糧に一年間で大きく成長した彼らの舞台が観てみたいものだ。

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