復刻お笑いDVDバカ売れの理由

　ドリフの「全員集合」DVDの大ヒット以来、伊東四朗＆小松政夫の「みごろ！たべごろ！笑いごろ！」、たけし＆さんまの「オレたちひょうきん族」、テリー伊藤の名作「天才・たけしの元気が出るテレビ」に「浅草橋ヤング洋品店」、たけしの「お笑いウルトラクイズ」などの往年のバラエティーが次々にDVD化され、売れ行きも好調とのこと。
　先週の土曜に発売された日刊スポーツの芸能面をほぼ1面を使って、これらの名作お笑いDVDバカ売れの理由を「西条昇さんに聞く」という特集が組まれ、インタビュー・コメントとお笑い番組年表作りに協力させてもらった。
　日刊スポーツの仕事は今年の前半に、見開きを使っての女お笑い芸人年表作成と解説をさせてもらって以来のことである。
　名作お笑いDVDヒットの理由については、1回の準備にギャグ作りやリハなど週４日かけて大仕掛けで作り込んだ笑いを生放送で16年間提供し続けたお化け番組「全員集合」にしろ、バブル崩壊前の豊富な予算を「バス吊り下げアップダウンクイズ」「人間ロケット」といった大掛かりでバカバカしい企画に使ってリアクション芸のブームを巻き起こした「お笑いウルトラクイズ」にしろ、いまのお笑いバラエティーにない魅力が詰まっているからでは、といったことを喋っている。
　いま、お笑いブームの余波で芸人の持ちネタを見せる番組が増えていることは喜ばしいかぎりなのだが、番組の企画面での面白さや斬新さ、クオリティーということに関して言えば、これという大ヒット・バラエティーが久しく出ていないのが現状ではないか。
　今週末には、また別の媒体から、何本も同時発売されるコント55号のDVDのついてコメント取材を受ける予定。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/comedy/20051028et0b.htm

てなわけでランキングのクリックをどうぞ