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【西条昇の演芸史研究】ラジオドラマ「愉快な仲間 華声ウエスタン」の台本 [演芸]

手元にある、ラジオドラマ「愉快な仲間 華声ウエスタン」の台本。
犬・榎本健一、ニワトリ・古今亭志ん生、猫・柳家三亀松、馬・花菱アチャコ、アパッチの酋長キンバー・三遊亭金馬(三代目)、子分キンゴロ・柳家金語楼、オーツジー・大辻司郎、解説・徳川夢声という喜劇界・演芸界を代表する豪華な顔ぶれが揃っている。
これだけの方々が同じ場に居合わせたというだけで夢のようだ。
華声ウエスタンというだけあって、全体の仕切りを二代目・猫八でもあった木下華声が務めた。皆、華声のためのご祝儀出演ということか。
冒頭のニワトリ役の志ん生師匠の「(コケコッコー)ええ、どうも。今年はあッしの年なんだがね、どうも。寒いね。古今亭志ん生」との自己紹介の台詞が何とも面白い。
これ、録音が残っていたら、国宝級の価値があるね。
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【西条昇の演芸史研究】昭和25年の全日本浪曲技藝士番附 [演芸]

手元にある、昭和25年の最新民主版 全日本浪曲技藝士番附。
まさに、錚錚たる顔触れ。
浪曲が全国的にメジャーな芸能だった頃のものだ。
それにしても、まず、この浪曲師の多さに驚かされる。
のちに歌謡曲に転向する村田英雄の浪曲時代の名前である酒井雲坊は、新幹部の枠に大きめの字で載っていた。
三波春夫の浪曲時代の名前の南篠文若は載っていない。前年9月にシベリア抑留から帰国したばかりだったからか。
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【西条昇の演芸史研究】昭和15年刊行の神田伯山 口演「清水次郎長」 [演芸]

手元にある、昭和15年1月に石渡正文堂から刊行された三代目・神田伯山口演「清水次郎長」。
伯山の講談「次郎長伝」は絶大な人気を博し、二代目・広澤虎造の浪曲「次郎長伝」も伯山のものがベースになっている。
この速記本が刊行される8年前の昭和7年1月に伯山は世を去っていたが、それだけ伯山の次郎長伝が世間に浸透していたということだろう。
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【西条昇の浅草演芸史研究】昭和10年代の金龍館での爆笑漫才大会のチラシ [演芸]

手元にある、昭和10年代の浅草・金龍館での松竹演芸部特選・爆笑漫才大会のチラシ。
いろいろなスタイルの漫才コンビが出演。
〈セーラー漫才〉〈プリテー漫才〉などは想像がつくが、〈オールタネーション漫才〉とは何ぞや?
〈滑稽漫才〉の林家染壽・荒川小芳の染壽は内海好江の母親である。
また、〈江戸情緒音曲漫才〉の林家染太郎・染二郎の染太郎の妻が戦前に創業したお好み焼き屋が現在も続く「染太郎」だ。
染壽も、染太郎・染二郎も、〈ゴリラ万才〉で売った林家染団治の弟子にあたる。
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【西条昇の演芸史研究】開気館での三遊亭圓遊大一座のビラ [演芸]

手元にある、開気館での〈東京落語界大頭領〉三遊亭圓遊大一座のビラ。
大切すててこ釜堀とあるが、これは〈すててこの圓遊〉〈鼻の圓遊〉の初代・圓遊の弟子の二代目・圓遊のものだろうか。
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【西条昇の演芸史研究】昭和18年の神楽坂演舞場の東宝笑和会のプログラム [演芸]

手元にある、昭和18年5月の東宝直営の神楽坂演舞場のプログラム。
昭和初期は神楽坂演芸場として親しまれたが昭和10年に神楽坂演舞場に改称。昭和18年3月に東宝直営となり、このプログラムは、その2ヶ月後のものだ。
主な出演は、主任が六代目・春風亭柳橋、七代目・林家正蔵、五代目・古今亭志ん生、二代目・桂小文治、六代目・三遊亭圓生、柳家小きんはのちの五代目・柳家小さんである。他に講談の五代目・宝井馬琴、操り人形の東宝人形劇、中国奇術の李彩・小李彩親子など。
このうち、僕が生の高座を観ることができたのは、柳橋、圓生、小さん、馬琴、戦後に李彩になった小李彩である。
神楽坂に近い飯田橋で生まれ育った僕は、父親と神楽坂を歩く度に、「ここが神楽坂演舞場のあったところだよ」と聞かされたものだ。
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【西条昇の演芸史研究】昭和29年3月の戎橋松竹の次回予告 [演芸]

手元にある、昭和29年3月の大阪・戎橋松竹のプログラムの次回予告。
戎橋松竹の顔付けも行っていた花月亭九里丸(この当時は東西家九里丸)の漫談、昭和30年代に一世を風靡する中田ダイマル・ラケット、かしまし娘結成前の正司照江・花江らの漫才の他、まんざいバラエテー「お笑い電車」と題したコメディーも。
浮世亭夢丸とコンビを組んでいた吾妻ひな子は、コメディーのほうでも持ち味を発揮していた。
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【西条昇の演芸コレクション】大阪・千日劇場のプログラム [演芸]

手元にある、大阪・千日劇場のプログラム。
開口一番の桂小米は、のちの二代目・桂枝雀である。
白川珍児や横山アウトらによるマゲモノ・コメディがあって、京唄子・鳳啓助、桂米朝、秋田Aスケ・Bスケ、松鶴家光晴・吾妻ひな子という豪華な顔触れ。
枝雀師匠の小米としての千日劇場での初高座が昭和37年で、唄子・啓助が昭和41年に千日劇場を経営する日本ドリーム観光を脱退しているから、その間のものと思われる。
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【西条昇の浪曲コレクション】戦前の地球館での広澤虎造一行の浪曲興行チラシ [演芸]

手元にある、戦前の地球館での広澤虎造 一行の浪曲興行のチラシ。
曰く、〈断然 日本一!〉〈関東随一の名浪曲!!〉〈遂に来る!〉。
この当時の虎造の「石松三十石船」を客席で聴いてみたかったなあ。
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【西条昇の演芸史研究】戦前の東中洲・演芸館での猫遊軒猫八 一行の興行チラシ [演芸]

手元にある、戦前の東中州・演芸館での猫遊軒猫八 一行の鮮烈!話題の珍芸大会興行のチラシ。
特別出演が、〈神技感応術〉江戸家女猫八と〈鳴分名家〉江戸家猫八。
猫遊軒猫八は〈漫談問答〉をやっていたようだ。
江戸家猫八に猫遊軒猫八という〈二匹の猫〉ならぬ〈二人の猫八〉はどんな関係にあったのか…。
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