【西条昇の森山加代子さん追悼シリーズ】キューバのヒット曲をカヴァーした「月影のキューバ」

森山加代子が1960年に歌った「月影のキューバ」は、同年にキューバ人歌手のセリア・クルスが歌ってヒットした「MAGICA LUNA」をカヴァーしたもので、日本ではザ・ピーナッツ、西田佐知子、クリスタル・シスターズらとの競作となった。
ピーナッツ、西田、クリスタル・シスターズがセリア・クルスのオリジナルと同様に冒頭部分を〝♪ラララララッラララ～〟と歌っているのに対し、森山はベビー・ベルのバージョンと同じく〝♪パヨパヨパッパラララ～〟と歌っており、これが実に彼女のキャラに合ったフックになっている。
イタリアの「月影のナポリ」といい、キューバのこの曲といい、世界各国の曲を独特の〝かよチャン節〟で歌いこなしてしまうところが凄いね。
この曲は1977年に高橋真梨子がボーカルだった頃のペドロ&カプリシャスによるライブ・バージョンの音源が残されているが、歌も演奏もカッコ良く、「ジョニーへの伝言」「五番が街のマリー」とは一味違う同グループの魅力を味わえる。
最近では、千葉ロッテマリーンズのアルフレド・デスパイネ選手の応援歌としても知られていた。
https://youtu.be/9aw9_F72mUk
https://youtu.be/GOjNVNmRYdA
https://youtu.be/I1fKkEIPAvA
https://youtu.be/AgB5BVilDMw
https://youtu.be/fWVsDxRQ7ro
https://youtu.be/HwlN0Pa6jW4
https://youtu.be/b-2-TcYXXLI