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【西条昇の上方喜劇史コレクション】明治末から大正初めの喜劇楽天會の面々の写真絵葉書 [喜劇]

手元にある、明治末から大正初めにかけての喜劇楽天會の幹部俳優たちの写真絵葉書。
〝石に喰らいついてでも〟という題名通り、五人全員が石に喰らいつこうとするポーズをとっている。
右から徳川天華、宮島辮天、粂田通天、中島楽翁、澁谷天外(初代)。
中島楽翁はもともと桂おもちゃという大阪の落語家で、その後、曽我廼家一座で曽我廼家箱王となり、澁谷天外は改良俄の鶴家団十郎一座で鶴家団治を名乗っていた。
明治40年(1907)に松竹が京都・朝日座で箱王・団治一座を旗揚げさせ、翌41年(1908)10月公演を機に二人が改名し、劇団名も楽翁の楽と天外の天を取って喜劇楽天會に改めた。
曽我廼家兄弟一座に対抗する人気劇団となっていたが、天外が大正5年(1916)に、楽翁が同9年(1920)に世を去り、同11年に解散している。
2018-07-03T04:20:05.jpg

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