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【西条昇のバーレスク史研究】昭和23年の日本初のストリップショウのパンフ

永井荷風が戦後ご贔屓にした女優・桜むつ子の居た「劇団 新風俗」の昭和23年4月の浅草常盤座での第二回公演パンフ。
この時の「春婦伝」の桜むつ子の演技に惚れ込んだ荷風は桜に詩を送り、連日、楽屋に通い詰めることに。
芝居と二本立てのショーのほうには、日本のストリッパーの元祖の一人であるヘレン滝が出演。
荷風は、こちらのほうも好きだったんだろうな。
前月の第一回公演の時にヘレン滝の出る景に日本で初めて「ストリップショウ」という肩書が用いられた。
それまで普通ショーの踊り子だったヘレン滝に舞台で裸になることを納得させ、脱ぎながら観客を焦らせるアメリカのストリップティーズから「ストリップショウ」という言葉を作ったのは、戦前エノケン劇団の役者だった正邦乙彦という人物。
正邦は数年後、日本のストリップ史に残るジプシー・ローズを育て上げることになる。
2018-01-07T14:26:42.jpg

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