【西条昇のエンタメ論】アイドルとは何か

先週金曜２限「エンタメ論Ⅰ」は、「アイドルとは何か」について。
ラテン語で偶像。崇拝する対象。アイドルの定義とは。異性からの擬似恋愛の対象。同性からの憧れ(聖子ちゃんカットなど、髪型やファッションを真似たり)。アイドルとファンとの間に入るメディアの変化。
プロマイドやグラビアとしての歌舞伎役者の浮世絵。元祖・会いに行けるアイドル&グラビアアイドルとしての笠森お仙。浮世絵「寛政三美人」からのアイドル三人娘の系譜。
明治期の娘義太夫のアイドル人気で、元祖「コール」「ヲタ芸」「追っかけ」が生まれる。
浅草・十二階での人気投票イベント「東京百美人」は元祖AKB総選挙。大正期の浅草オペラや昭和初期の浅草レヴューでのアイドル人気。
映画スターはスクリーンの向こうの遠い憧れの存在。
1940年代に「女学生のアイドル（bobby-soxer's idol）」と呼ばれたフランク・シナトラ。
アイドル時代のエルヴィス・プレスリー。その影響での日本のロカビリーブームと日劇ウエスタンカーニバルでの女性ファンたちの大熱狂。
ザ・ビートルズをアイドル化したマネージャー、ブライアン・エプスタイン。ビートルズの影響で生まれたアイドル・バンドとしてのモンキーズや日本のGS(グループ・サウンズ)。
アメリカのガール・グループが日本のグループ・アイドルに与えた影響。シュープリームスとキャンディーズのセンター交代。リードボーカル=センターという価値観。
1964年のシルヴィ・バルタンの「アイドルを探せ」と1965年のビートルズの主演映画「ヘルプ!4人はアイドル」からアイドルという言葉が日本に定着。それ以前は「青春スター」。
ジャニーズの誕生。
テレビ黄金期の1970年代半ばに日本独自の「アイドル歌手」イメージが成立。などなど。
詳しくは次回に。

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