靖国神社のみたままつりの露店の出店中止に思う [エンタメ]
今年も、いよいよ明日から靖国神社のみたままつりが始まる。
しかし、そのみたままつり、今年は露店の出店がないとか。
近年、「若者がみたままつりに集まる理由」といった特集記事が組まれたりしたのは知っていたが、今回の露店の出店中止に至るまでの細かい経緯は知らない。
露店が出店しないということは、当然、お化け屋敷や見世物小屋も出ないのだろう。
靖国神社から程近い飯田橋に生まれ育った僕は、物心ついた頃から、みたままつりのお化け屋敷や見世物小屋に馴染んでいた。
小学3、4年生の頃、毎日のようにお化け屋敷のおばさんの呼び込みを聞いていたら、お化け屋敷の裏側から出てきたおじさんに「坊や、そんなに好きなら手伝ってみるかい?」と声をかけられ、お化け用の手袋をして、入り口の橋を渡ったところの下から手だけを出してお客さんの足を掴んで驚かせる役をやらせてもらったこともある。
川端康成の「招魂祭一景」や安岡章太郎の「サーカスの馬」など、靖国神社の祭礼の曲馬小屋や露店の風景を題材にした文学作品もあるだけに、理由はどうあれ、今回の露店の出店中止は残念でならない。
露店のないみたままつりがどんな感じか、明日にでも行ってみようと思う。
2015-07-12 22:55
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