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【西条昇の浅草エンタメ日記】浅草ゆめまち劇場での浅草ワハハ本舗「娯楽座」 [エンタメ]

おととい7日はゼミ生3人を連れて、浅草ゆめまち劇場での浅草ワハハ本舗「娯楽座」江戸タイムスリップ絵巻3部作第2弾「左甚五郎とゴッホ」(脚本・勝栄、演出・喰始)を観てきた。
ゆめまち劇場は少し前までコシダカシアターとして虎姫一座が常打ち公演を行っていたが、リニューアルオープンを機に7月からワハハ本舗がこの劇場のために新たに立ち上げた浅草ワハハ本舗「娯楽座」が常打ち公演を行っていくことに。
虎姫一座は旧・大勝館跡のドンキ7階のアミューズカフェシアターに移って7月から常打ち公演を開始。
ということは、今、浅草には2つのレヴュー集団が常打ちしていることになる。
かつてのエノケン一座と笑の王国の関係のように競い合って浅草六区を盛り上げてほしいものだ。
この日もゆめまち劇場の客席には何人かの虎姫一座の方々がいらっしゃってたっけ。
場内に入ると、おネエ風男性と女優さんが花魁風の格好をして、各テーブルを回ってお客さんいじりを。
左甚五郎役の彼が津軽三味線の名人級で、要所要所で腕前を披露するのがショーのアクセントになっていた。
全体的にワハハ本舗らしい下ネタとグロ・ネタは抑えめで、人情劇っぽいストーリーを取り入れている。
極悪デブ兄弟の漫才と、ゴジラ・モスラ・キングギドラ・ガメラによる怪獣狂言がワハハらしい出し物だったね。
グロ系で言えば、花魁風ありんすの面々が鼻からうどんを入れて口から出してみせるところくらいかな。
猿の着ぐるみを着た20人以上の出演者たちがコーラスラインの「ONE」に乗せて、舞台の上手から下手へ踊りながら1列になって通過しつつ、下手へ入った途端にステージ裏を走り抜けて上手から出てくるのを延々と繰り返す場面が一番の見せ場と言えるだろう。
強いて今後の課題を言うなら、脚本と演技が少し弱いことだが、今後ステージを重ねることで改善されていくのではないか。
各テーブルに置かれていた千代紙に客に小銭をつつませておひねりを投げさせたり、ラストの場面で客に桜の枝を配って曲に合わせて振らせたり、客を巻き込んだ演出も、ワハハの得意とするところだ。
十数年前に下北沢・駅前劇場でシンクロ風の鼻栓と水着姿の柴田理恵さんがエスター・ウィリアムスの「水着の女王」の曲で観客の頭の上を背泳ぎの格好で「まわして〜!」と言いながらダルマ転がしのように運んでもらって一周した場面を思いだした。
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