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【西条昇の軽演劇コレクション】新宿セントラル劇場1〜3回公演のパンフレット [軽演劇]

額縁ショウ(名画アルバム)を売り物に昭和22年前半に話題を読んだ新宿・帝都座ショウは翌23年9月公演を最後に解散に至った。
観客が集まらなかったから解散した訳ではない。興行的には問題はなかった。
帝都座の家主に当たる日活が帝都座五階劇場を映画館に転向させたいという思惑があったためだと言われている。
それから約半年後の昭和24年3月、帝都座ショウの残党をベースとしたセントラル・ショウが新宿東宝の五階のセントラル劇場で旗揚げされた。
当初は対外的にも帝都座ショウを受け継いだものと喧伝し、名画アルバムも引き継ぐ形で上演していた。
手元にある1〜3回公演のパンフレットも、裸体画を表紙に載せている点をはじめ、デザインやコンセプトなどで帝都座ショウを受け継ごうとしている印象を受ける。
ただ、実質的な帝都座ショウの仕掛人であった秦豊吉はセントラル・ショウになると、その関わり度を弱めていったようだ。
新宿セントラル劇場は昭和25年あたりから当初の帝都座ショウ的な色合いから、ストリップ・ショウを取り入れたバーレスク色を、より強めていく。
八波むと志も、南利明も、由利徹も、この劇場の専属コメディアンとして活躍し、のちの脱線トリオのコントの礎を築いた。
生前の由利さんには、数回のインタビュー取材で、新宿セントラル劇場時代のコントについて、詳しく聞くことができた。
八波や由利が出演していた当時の新宿セントラル劇場のパンフレットについては、また次回に紹介したいと思う。

現在、西条昇は、戦前の浅草レヴュー・軽演劇のパンフレット・チラシ類の資料や、戦後の浅草フランス座、浅草ロック座、浅草東洋劇場、浅草公園劇場、浅草ロマンス劇場、浅草百万弗劇場、浅草国際セントラル、浅草小劇場(ショウ劇場)、浅草座、カジノ座、美人座、奥山劇場(奥山ミュージック)、大都劇場、スミダ劇場(ピカデリーショウ)、新宿フランス座(新宿ミュージックホール)、新宿セントラル、新宿ニュー内外ミュージック、新宿モダンアート、池袋フランス座、池袋文化劇場、池袋アウ゛ァン座(アバンギャルド)、池袋スカイ劇場、日劇小劇場、銀座コニーバーレスク、東劇バーレスクルーム、江東パリー座、五反田オデオン座、蒲田ミュージックホール、渋谷テアトルSS、渋谷道頓堀劇場、早稲田全線座、川崎セントラル、横浜セントラル、横浜新世界、名古屋の港座、納屋橋中央劇場、富士劇場、カイケイ座(開慶座)、銀映、名古屋ミュージックホール、岐阜セントラル、KBK劇場、真砂座、京都の京極小劇場、富貴、大宮劇場、伏見ミュージック、豊橋の東海劇場、大阪の道頓堀劇場(道劇ミュージック)、温泉劇場(温劇)、弥生座(PBショウ)、泉座、木川劇場、九条OS、ダイコーミュージック、千中ミュージック、尼崎の三和劇場、二光劇場、神戸の新開地劇場、寿座、金沢の立花劇場、岡山文化劇場、広島の廣栄座、徳島のSY松竹、下関の豊前座、熊本の文化劇場、福岡の川丈座(テアトル川丈)、柳橋劇場、西日本劇場などの幕間コントありのストリップ(バーレスク)ショーのパンフレット・チラシ・ポスターを集めています。
これらをお持ちの方いらっしゃっいましたら、ぜひ、適価でお譲り頂けたら幸いです。
コピーをとらせて頂くだけでも構いません。
このblogの左側のバーの西条昇のプロフィール欄に掲載されている西条事務所担当者のメルアドにご連絡下さい。

また、当時のショー・軽演劇に出演されていたコメディアン・女優・踊り子さん、ショー作者、振付師、劇場スタッフの方々のお話もぜひ、伺いたく存じます。
特に西条は、執筆調査のため、浅草の大都劇場やロック座やフランス座や東洋劇場に出演されていた、高杉由美さん、園はるみさん、伊吹まりさん、川口初子さん、津田紅子さん、柳登世さん、べテイ丸山さん、浪路笑さん、ヒロセ元美さん、千代笑子さん、奈良あけみさん、メリー松原さん、グレース松原さん、朝霧幾世(リリー丘)さん、エミー美山さん、一条ゆかり(摩耶ジュリ)さん、三冬マリさん、高原由紀さん、栗田照子さん、浅草待子さん、長谷川あけみさん、炎加世子さん、天津くるみさんといった方々にお話を伺いたく、その消息とご連絡先を探しています。ご存知の方いらっしゃっいましたら、ぜひ、よろしくお願いいたします。

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