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【西条昇の軽演劇コレクション】新宿セントラル劇場(隆盛期〜後半期)のパンフレット [軽演劇]

昭和24年に開場した新宿セントラル劇場は、次第に当初の帝都座ショウ的な色合いを薄め、独自のバーレスク色を打ち出していった。
と同時に、パンフレットのほうも、帝都座ショウに近い印象のものから、ストリッパーを毎回一人ずつ表紙に起用したデザインのものに変わっている。
手元にあるものでは、37回公演のパール浜田の美脚ぶりと、69回公演のハニー・ロイの美乳ぶりが、何と言っても目を引く。
今から60年近くも前のことだから、さぞや当時のインパクトは大きかっただろう。
パール浜田は、身長が170センチ近くあったそうで、そのスラリとした脚線美を売り物に昭和25年に新宿セントラルが行った人気投票でも一位のミス・セントラルに輝いている。
秦豊吉プロデュースの「モルガンお雪」をはじめとする帝劇ミュージカルスの舞台にも、ヌード・スターとして起用され、話題となった。
一方のハニー・ロイは、昭和25年に浅草ロック座でデビューを果たし、昭和26年に内外タイムスが行った人気投票「ストリッパー・ベスト10」では72216票を獲得して東京中のストリッパーの中で一位になっている。
演劇評論家の故・橋本与志夫は著書「ヌードさん」の中で、ハニー・ロイのことを「偉大な乳房の持ち主」と表現した。
ちなみに、ハニー・ロイという芸名はイロハニホヘトのイロハニをモジッて付けられたものである。彼女に相応しく、セクシーで可愛い芸名だと思う。
67回公演の表紙のミス・アンドレアは、ハンガリーのブタペスト出身で、外人ストリッパー第1号として活躍した。
専属コメディアンでは、まず、八波むと志が孤軍奮闘し、遅れて加入した由利徹や南利明と一緒だった時期を経て、東洋興業の浅草ロック座・フランス座に移っている。
パンフレットの八波の写真をよく見ると、名前が逆向きというか裏返しになっていた。劇場側のコメディアンの扱いの適当さが分かる。
新宿ムーランルージュから新宿セントラル劇場に入った由利は、ここで、エロチックなコントに磨きをかけた。
ストリップ劇場の専属として幕間のコントや軽演劇に出演した経験を持つコメディアンは、渥美清にしても、三波伸介にしても、萩本欽一にしても、皆、テレビなどで売り出す際に、ストリップ劇場時代の下ネタを封印してメジャーになっているのだが、由利徹だけは終生、新宿セントラル劇場時代と同様の下ネタ中心の芸風を変えなかった。
パンフレットには、由利の配役に少年という役がある。少年役に扮した由利がどんなギャグを演じたのか、気になるところだ。
また、当時のパンフレットでは、「バアレスク」という言葉が盛んに使われていた。
数年前にクリスティーナ・アギレラの主演映画「バーレスク」が話題になったが、日本にも、バーレスク全盛の時代があったのだ。
今の日本にはバーレスクの劇場は一つもない。
ラスベガスでは、現在もバーレスクやヌード・レヴューが常時数本上演されており、毎年見に行くたびに、往年の日本のバーレスクは構成やコメディアンの質で本場に負けていなかったのではないかという思いを強くしている。

現在、西条昇は、戦前の浅草レヴュー・軽演劇のパンフレット・チラシ類の資料や、戦後の浅草フランス座、浅草ロック座、浅草東洋劇場、浅草公園劇場、浅草ロマンス劇場、浅草百万弗劇場、浅草国際セントラル、浅草小劇場(ショウ劇場)、浅草座、カジノ座、美人座、奥山劇場(奥山ミュージック)、大都劇場、スミダ劇場(ピカデリーショウ)、新宿フランス座(新宿ミュージックホール)、新宿セントラル、新宿ニュー内外ミュージック、新宿モダンアート、池袋フランス座、池袋文化劇場、池袋アウ゛ァン座(アバンギャルド)、池袋スカイ劇場、日劇小劇場、銀座コニーバーレスク、東劇バーレスクルーム、江東パリー座、五反田オデオン座、蒲田ミュージックホール、渋谷テアトルSS、渋谷道頓堀劇場、早稲田全線座、川崎セントラル、横浜セントラル、横浜新世界、名古屋の港座、納屋橋中央劇場、富士劇場、カイケイ座(開慶座)、銀映、名古屋ミュージックホール、岐阜セントラル、KBK劇場、真砂座、京都の京極小劇場、富貴、大宮劇場、伏見ミュージック、豊橋の東海劇場、大阪の道頓堀劇場(道劇ミュージック)、温泉劇場(温劇)、弥生座(PBショウ)、泉座、木川劇場、九条OS、ダイコーミュージック、千中ミュージック、尼崎の三和劇場、二光劇場、神戸の新開地劇場、寿座、金沢の立花劇場、岡山文化劇場、広島の廣栄座、徳島のSY松竹、下関の豊前座、熊本の文化劇場、福岡の川丈座(テアトル川丈)、柳橋劇場、西日本劇場などの幕間コントありのストリップ(バーレスク)ショーのパンフレット・チラシ・ポスターを集めています。
これらをお持ちの方いらっしゃっいましたら、ぜひ、適価でお譲り頂けたら幸いです。
コピーをとらせて頂くだけでも構いません。
このblogの左側のバーの西条昇のプロフィール欄に掲載されている西条事務所担当者のメルアドにご連絡下さい。

また、当時のショー・軽演劇に出演されていたコメディアン・女優・踊り子さん、ショー作者、振付師、劇場スタッフの方々のお話もぜひ、伺いたく存じます。
特に西条は、執筆調査のため、浅草の大都劇場やロック座やフランス座や東洋劇場に出演されていた、高杉由美さん、園はるみさん、伊吹まりさん、川口初子さん、津田紅子さん、柳登世さん、べテイ丸山さん、浪路笑さん、ヒロセ元美さん、千代笑子さん、奈良あけみさん、メリー松原さん、グレース松原さん、朝霧幾世(リリー丘)さん、エミー美山さん、一条ゆかり(摩耶ジュリ)さん、三冬マリさん、高原由紀さん、栗田照子さん、浅草待子さん、長谷川あけみさん、炎加世子さん、天津くるみさんといった方々にお話を伺いたく、その消息とご連絡先を探しています。ご存知の方いらっしゃっいましたら、ぜひ、よろしくお願いいたします。

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