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上方漫才の名人・喜味こいしさんのご冥福をお祈りいたします [お笑い]

兄である故・夢路いとしさんとの兄弟コンビで戦後の上方漫才をリードした喜味こいしさんが亡くなられたとのこと。
メリハリが効いて迫力がありながらも品のあるツッコミをされるかただったと思う。
同時代の中田ダイマル・ラケットのような爆発的人気はなかったが、その分、息が長く、たまらないほど味のある「上手い漫才」を見せ続けてくれた。
思えば僕はものごころついた頃から「がっちり買いまショウ」の司会を務めるいとし・こいしさんを毎週欠かさずに見ていたのだ。
交通巡査役のこいしさんが不審者?のいとしさんに職務質問するネタは何度聞いても笑わされた記憶がある。
こいしさんが「うちとこの妻(さい)がねえ…」と言うと、いとしさんがいかにも不思議そうな表情で「きみとこにサイ(犀)いるの?」と聞くやり取りも大好きだった。
あと、物売りの売り声のネタも懐かしい。
のちにダウンタウンの漫才を初めて見た時に、いとし・こいしさんの間と味にすごく近いものを感じたものだ。
いとしさんが亡くなられる直前に、僕が構成したネタ番組にいとし・こいしさんにご出演していただき、漫才をしていただいたのが、貴重な思い出となっている。
謹んで、こいしさんのご冥福をお祈りいたします。
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