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<終生ロカビリアン>山下敬二郎さんの御冥福をお祈りいたします [エンタメ]

ロカビリアンの山下敬二郎さんが亡くなられたとのこと。
もちろん僕は世代的に、日劇ウエスタンカーニバルでロカビリー三人男として活躍されていた頃の山下さんをリアルタイムでは見ていない。
けれども、何故か僕は、小学四年くらいの頃から、三人男や飯田久彦、ダニー飯田とパラダイスキング、弘田三枝子、佐々木功、鈴木ヤスシ、森山加代子などの歌うロカビリーやアメリカンポップスを集めたオムニバスLPやカセットを買い込んでは良く聴いていたから、山下さんの硬くて甘い歌声にはかなり前から馴染んでいた。
今思えば、十代の頃に飯田久彦の追っかけとして日劇ウエスタンカーニバルや銀座ACBに通い詰めていたという母親の影響だったのかもしれないな。
僕は山下さんの曲では、「ダイアナ」も好きだったが、とりわけ「バルコニーに座って」が大好きで、今でも、ブレークでのKAT-TUNの「Real Face」の元祖とも言うべきチュッというキス音も含めて山下さんの物まね風に歌うことができる。
後年、「タモリの音楽は世界だ」の構成作家をしていた時に、平尾昌晃さんと共にゲスト出演された山下さんに椿山荘でのショーの後にラウンジで打ち合わせさせていただいたこともあった。
この人が、あの金語楼師匠の息子さんで「バルコニーに座って」を歌った方か…と、妙に緊張したのを覚えている。
三人男の中でも、のちに「よこはま・たそがれ」や「瀬戸の花嫁」などの作曲家として売れっ子になる平尾さんや、個性派俳優や落語の立川流の真打ちとしても活動したミッキー・カーチスさんに対して、山下さんは終生、ロカビリアンとしての活動にこだわり続けたように思う。
謹んで御冥福をお祈りいたします。
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