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【西条昇の浅草レヴュー史コレクション】昭和11年大晦日発行の東京花月劇場のプログラム [吉本]

手元にある、昭和11年大晦日発行の浅草・東京花月劇場のプログラム。
柳家金語楼が主演のP・C・L映画「武士道朗かなりし頃」の上映と、実演は〈笑ひとスリルジャズの超特急〉第42回 吉本ショウ「ヴヴ・オブ・キングダム」、ピッコロ座 新春第1回公演「丑は牛づれ」に、吉本爆笑演芸陣という番組編成である。
吉本ショウには、「あきれたぼういず」結成前の川田義雄、坊屋三郎、芝利英(益田喜頓はまだ出ておらず)、浅草オペラ出身の町田金嶺、タップダンスの中川三郎、ベビーコーンタップのミミー宮島、コメディアンのオオタケタモツらに加え、P・C・Lスターの山縣直代と夏目初子がゲスト出演している。
ダンシング・ガールの立木雅子と小柳咲子は高見順が贔屓にした踊り子で、高見の小説「如何なる星の下に」で主人公の倉橋が思いを寄せる劇場の踊り子は二人を合体させた小柳雅子という名前になっている。
ピッコロ座の芝居には江利チエミの母親である谷崎歳子の名前も見られるが、谷崎はこの公演直後の昭和12年1月12日にチエミを生んでおり、お腹が大きいまま出演していたということか。
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