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【西条昇の70年代アイドル論】ゴールデン・ハーフ・スペシャル「ハーレム・ノック・アウト」 [アイドル]

ゴールデン・ハーフ・スペシャルの6枚めのシングル「ハーレム・ノック・アウト」。
昭和54年(1979)2月発売。作詞 伊藤アキラ、作・編曲 中村弘明。
ゴールデン・ハーフ・スペシャルは、1970~74年に活躍したゴールデン・ハーフの派生グループとして、同じ渡辺プロダクションより 「ゴールデン・ハーフ・スペシャルのキューティ・パイ」で昭和51年(1976)7月にデビュー。
同年8月には、あのピンク・レディーがデビューしており、同じ渡辺プロダクションではすでにキャンディーズが活躍していたという状況が、アイドル・グループとしての彼女たちの運命を決めることになったと言えるだろう。
それにしても、このアラビア物の曲の伊藤アキラによる詞の〝狂い咲き〟感は凄いとしか言い様がない。
いきなり「♪アリババ バリバリ アラブでアルバイト」というシュールなフレーズから始まり、「♪ハーレムパトロール ドアのチェックなんかして歩く」と来て、「♪アリババ アラバカ アリアリ バリバリ かきむしる青春 かきむしる青春」と続く。
かきむしる青春…。
フォーリーブス「ブルドッグ」で「♪にっちもさっちもどうにもブルドッグ」というフレーズを作った伊藤アキラ独自の言語感覚が溢れている。
僕の中では、伊藤アキラのアイドルの作詞という仕事の中で、この曲はフォーリーブス「ブルドッグ」、ピンク・レディー「世界英雄史」と共にベスト3に入るのだ。
https://youtu.be/FpVJ7RnvfAs
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