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【西条昇の浅草エンタメ日記】浅草・木馬亭での木馬亭夏祭り「浪曲ミュージカル昭和浅草パラダイス」 [エンタメ]

昨日は浅草・木馬亭での木馬亭夏祭りを観に出かけた。
木馬亭で毎月定期公演を行っている日本浪曲協会と浅草21世紀との年に一度の合同公演である。
第一部は演芸バラエティーで、東家浦太郎(浪曲)、フリーパー(コント)、おののこみち(歌)、スギタヒロシ(一人コント)、イエス玉川(漫談)、松鶴家千とせ(漫談)が出演。
とりわけ、イエスさんの辛辣なシニカル・ジョークが冴えわたっていた。
第二部は浪曲ミュージカル「昭和 浅草パラダイス」(台本・演出 稲田和浩)。
地方から浅草にやってきた少女が大道芸人や劇場の呼び込みや役者と出会う設定の中で、浅草の歴史が紹介され、大衆演劇、レヴュー、映画、落語、浪曲など浅草の芸能を見せていく構成になっていた。
この地方から浅草にやってきた少女を演じたのが、18歳の女流浪曲師の国本はる乃で、柄にピタリとハマった役をナチュラルに好演。
通常の節劇だと浪曲師は一人だが、進行役の東家一太郎と少女役の国本はる乃と番場の忠太郎役の玉川太福の三人が交互に節を担当する趣向が新鮮で面白かった。
浅草21世紀勢では、かつて坂上二郎と一緒に浅草フランス座の舞台に立っていた軽演劇の大ベテランの真木淳が、力の抜けたフラのある味わいで笑わせる。
ジュリエット役や宇宙の悪の女王役での合田ケイ子の集中度の高いハイテンション演技や、しのはら実加の天然不思議ちゃんぶりなど女優陣も個性を発揮していた。
故・関敬六の弟子の関遊六は、サービス精神でグイグイ押した師匠の芸風とは一味違う飄々としたフラのあるボケで笑わせるタイプと言える。
節劇と言えば、かつて玉川良一、芦屋雁之助、はな太郎といった人たちが浪曲を担当した節劇コントを観たことを懐かしく思い出した。
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