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【西条昇の浅草エンタメ鑑賞日記】浅草リトルシアターでの牧瀬茜の作・出演「大昭和劇場其の零お気楽芝居二人の温泉劇場」 [エンタメ]

今日は、くじら屋「捕鯨船」のはす向かいにある浅草リトルシアターで、牧瀬茜・作、山口六平・演出「大昭和劇場 其の零 お気楽芝居 二人の温泉劇場」を観て来ました。
牧瀬茜さんは、98年に船橋若松劇場でデビューして2011年に休業されるまでストリッパーとして活躍。現役時代から雑誌のコラムやエッセイの執筆の他、短歌雑誌に作品を発表したり、小説を書いたり、最近は写真展を開催したり、絵描きとしてもギャラリーに展示したり、才女と言うべき文系の踊り子さんでね。今回の「二人の温泉劇場」も台本を執筆し、チラシのイラストも牧瀬さんのものだ。
山口六平さんは浅草リトルシアターの小屋主で、架空の温泉地のストリップ劇場を舞台にした物語での牧瀬さん演じるストリッパー役に対しての小屋主役を地に近い感じで演じていた。
他にコント・コンビ「マントフフ」が出演。
牧瀬さんは、同僚の踊り子さんやストリップ劇場の裏方へのインタビューを続けてきており、「すとりっぷ人生劇場ーーストリップ劇場に生きる男たち」という著書もあるだけに、設定の細部がリアルで、とりわけ牧瀬さん演じるストリッパーと山口さん演じる小屋主の独白の部分が味わい深くて良かったな。
牧瀬さんの「私がババアなら、アンタなんか死んじゃってるよ!」というアドリブも良かった。
ラストの牧瀬さんのセクシーショーは、キレキレバンバンなダンスではないものの、一つ一つの決めポーズと笑顔がコケティッシュで可愛いね。
この大昭和劇場は来年から毎月、ストリップ劇場を題材にした舞台を開催する計画があるそうだが、是非とも実現してほしいものだ。
浅草リトルシアターは、「世界で一番小さい劇場」とのキャッチフレーズを裏切らない、〈オフオフ・ブロードウェイ〉ならぬ〈オフオフ・浅草〉というべき小さな小屋だが、時々、山口さんの飼っている猫の鳴き声が響いたりして、十数人の観客と共に観る舞台は味があり、心地良い空間であった。
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