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【西条昇の軽演劇史コレクション】昭和23年の日劇小劇場での宝石座公演パンフ

2019-03-28T22:06:37.jpg2019-03-28T22:06:37.jpg手元にある、昭和23年4月の日劇小劇場での宝石座公演のパンフ。
宝石座は乱歩などスリラー物を中心とした劇団で、表紙イラストもおどろおどろしいものになっている。
この時の「ジキル博士とハイド氏」では、ジキル親分役を満州から引き揚げて間もない森繁久彌が演じた。森繁は戦前のロッパ一座に居り、菊田一夫のツテでの出演だろう。
他には芦田伸介の名も。
森繁のプロフィールを紹介する囲み記事では、〈不思議な技倆と智性を通した特異なニュアンスが買はれて日小へ再度の登場〉〈新しい時代の俳優としてマンネリズム俳優の中で将来を大いに嘱望されている〉とある。
森繁はこの後、新宿ムーランルージュに入団し、出世の足掛かりを掴んでいる。

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