【西条昇の浅草芸能史コレクション】明治27年の開運館での「日清戦争 大活人形」の引き札 [浅草六区]
手元にある、明治27年に浅草・開運館で興行された「日清戦争 大活人形」の引き札。
「活人形」(いきにんぎょう)は「生人形」とも表記され、等身大の人間の細工物を展示する形式により、江戸後期から明治にかけて浅草をはじめとする都市部で多く興行が行われていた。
この時は同年7月に勃発した日清戦争をテーマにしたものだ。
活人形やパノラマの興行では戦争物を取り上げたものが多く、当時の人々の興味を誘っていたようだ。
テレビのない時代、題材が戦争物の時は戦地のど真ん中に行ける感覚、歌舞伎物なら実際に歌舞伎を観る機会の少ない人でも目の前で観られる感覚、異形物ならお化け屋敷感覚が味わえるアトラクションだったのだろう。
「活人形」(いきにんぎょう)は「生人形」とも表記され、等身大の人間の細工物を展示する形式により、江戸後期から明治にかけて浅草をはじめとする都市部で多く興行が行われていた。
この時は同年7月に勃発した日清戦争をテーマにしたものだ。
活人形やパノラマの興行では戦争物を取り上げたものが多く、当時の人々の興味を誘っていたようだ。
テレビのない時代、題材が戦争物の時は戦地のど真ん中に行ける感覚、歌舞伎物なら実際に歌舞伎を観る機会の少ない人でも目の前で観られる感覚、異形物ならお化け屋敷感覚が味わえるアトラクションだったのだろう。
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