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【西条昇の浅草文学研究】川端康成「浅草紅團」、添田唖蝉坊「浅草底流記」、サトウハチロー「浅草」 [浅草六区]

2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg2021-06-20T15:21:31.jpg昭和初期の浅草の流行や風俗が手に取るように分かる三冊。
昭和5年発行の川端康成「浅草紅團」、同5年発行の添田唖蝉坊「浅草底流記」、同7年発行のサトウハチロー「浅草」。
昭和4年12月から朝日新聞で連載された川端の「浅草紅團」では、同年に水族館二階の演芸場で旗揚げされたものの客入りの悪かったレヴュー団「カジノ・フォーリー」の舞台の様子が活写され、これを読んだ人々がカジノに押し寄せるという現象が起きている。
「ラッパ節」「ストライキ節」「ノンキ節」などで知られる演歌師の添田唖蝉坊の「浅草底流記」は、カジノや花屋敷、木馬館、六区の劇場、食い物屋、私娼窟、ポン引き、大道芸人、香具師などを描いたルポルタージュであり、冒頭の文章は「浅草紅團」に引用されている。
詩人であるサトウハチローの「浅草」は、カジノに通いつめて作品を提供し、やがてエノケンと「新カジノ・フォーリー」を立ち上げるまでの経緯が「カジノフオリー裸史」の章で述べられる。〈ひねった話しのコンニャクを前へもどさう。ブルリン〉といったハチロー独特の文体も心地好い。

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