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【西条昇のストリップ史研究】黒澤映画「七人の侍」に出演したストリッパーたち [ストリップ]

黒澤明監督の傑作「七人の侍」に〈六人のストリッパー〉が出演していたことをご存知だろうか?
出演したストリッパーは、浅草公園劇場のジェニー山村、築地まり、それにルビイ・クィーン、ジョイシー水田、桜ひとみ、中野けい子の六人。
いずれも、菊千代(三船敏郎)と久蔵(宮口精二)と平八(千秋実)が利吉(土屋嘉男)の案内で野武士の本拠である山塞に焼き討ちをかける場面に出演。
利吉が山塞に火をつけている間、菊千代らが中を覗くと、村から拐われてきた女たちという設定の彼女らが野武士たちの間で肌もあらわな格好で眠りこけており、火事に気づくと悲鳴を上げながらワラワラと外へ飛び出してくるという演技を見せている。
その役にストリッパーたちを起用することを思い付いた黒澤監督の発想は凄いな。
黒澤監督と言えば、軽演劇の役者たちを適材適所で使うのも凄く上手いし、ね。
昭和29年と言えば、バーレスク・ショー的なストリップのブームはそろそろ後期に差しかかってはいたが、それでもまだ都内にはストリップ専門の劇場がいくつもあった頃だ。
新宿ムーランルージュが好きだったという黒澤監督自身、それらの劇場に足を運んだりしていたのではなかったか。20180811_185445.jpg
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