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【西条昇の浅草六区コレクション】明治20年開業の浅草富士山縦覧場を描いた木版画「浅草公園富士山繁栄図」 [浅草六区]

手元にある、小林幾英 筆の木版画「浅草公園富士山繁栄図」3枚綴。
明治20年(1887)11月に浅草公園第六区四号地に開業した人造富士山「浅草富士山縦覧場」の賑わいを描いたものだ。
高さ18間(32.8m)、裾廻り150間(273m)、登りの長さ200間(364m)、降り230間(418.6m)、頂上の廻り18間(32.8m)。
多くの人々を集めたが、同22年(1889)8月の暴風雨で骨組みだけの姿となり、翌23年(1890)2月には取り壊されている。
跡地には同23年5月に日本パノラマ館が開場。その後、同地はアメリカの遊園地を模したルナパークが開場し、園内にみくに座(のちの松竹座)、帝国館(のちの浅草松竹映画劇場)、初音館(のちの浅草松竹演芸場)などが作られた。
同地は現在、浅草ROXになっている。20180723_232249.jpg
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