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【西条昇の娘義太夫コレクション】明治期の「三人笑ひの義太夫娘」の絵葉書 [アイドル]

手元にある、三人笑ひの義太夫娘と題した明治美人絵葉書。
明治10年に寄席取締規則により女性芸人が法的に認められると、娘義太夫は東西で学生ファンを中心にアイドル的な人気を博し、男装して浅草の寄席に出演した竹本綾之助は現在のブロマイドのような写真が爆発的に売れたとか。
佳境にさしかかると、「そこ、そこ! どうする、どうする!?」と声をかけた学生中心のファンは「どうする連」と言われたが、さしずめアイドル追っかけの元祖と言えるだろう。
Wikipediaによれば、どうする連は手拍子を打ち、茶碗の底を擦り合わせて熱狂し、太夫が熱演のあまり落とした簪を我先に拾おうと場内が混乱したというから、<明治のヲタ芸>のようなものである。
こうした男性追っかけファンの心理は今も昔も本質的に全く変わっていないのではないか。
手元の絵葉書では、さすがにセンターのコが、ちょっと菊川怜さんに似ていて、飛び抜けて可愛いな。
2018-02-20T13:03:22.jpg

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