【西条昇の浅草コレクション】浅草・遊楽館での尾上松之助や市川姉蔵の主演映画のプログラム

富士館が尾上松之助映画の専門封切り館であったことは前回書いたが、同じ浅草六区にある遊楽館も松之助映画専門だった時期がある。
こちらの「岡崎怪猫伝」「古今の英傑 上泉伊勢守」「忍術豪傑 蒲生三勇士」「英傑 小栗判官と照天姫」「武士道の精華 樋口十郎左衛門」「天下の浪人 梁川庄八」などの松之助映画と市川姉蔵主演「天下の隠密 三河萬歳」のプログラムの表紙イラストは、富士館のものにも増して＜血湧き肉躍る＞ドキドキワクワクものでね。
大正期の浅草六区の写真の絵葉書を見ると、映画専門の劇場は正面の二階部分あたりに上映中の映画の名場面を描いた大看板を並べて掲げていることが多いが、こうしたテイストの絵看板なら通行人が思わず見たくなる気持ちも分かる。
僕もこれらの映画を見てみたいが（化け猫ものの岡崎怪猫伝など特に！）、今、松之助の映画はその膨大な本数の中で、ほんの僅かしか残っていないのだそうだ。

私、西条昇は浅草六区の劇場のパンフレット類を収集しています。
オペラ館、大都劇場、ロック座、フランス座、凌雲座、帝京座、音羽座、宮戸座、義太夫座、昭和座、万成座、浅草ルナパーク、浅草・楽天地ショウなどのパンフレット類をお持ちの方いらっしゃっいましたら、適価でお譲り頂けたら幸いです。

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