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【西条昇の浅草コレクション】浅草・富士館での尾上松之助の主演映画のプログラム [浅草六区]

<目玉の松っちゃん>こと尾上松之助は日本映画界が生んだ最初の大スターと言われている。
形式的でスローモーな歌舞伎の殺陣に対して、松っちゃんの殺陣は物凄いスピードでのチャンチャンバラバラ。
その迫力が、とりわけ当時日本一の盛り場であった浅草の観客にウケた。
大正7年に浅草・富士館が松之助映画専門封切り館となり、毎週、松之助映画の新作を上映している。
その主演映画の数が膨大な数にのぼるというのも、こうした専門封切り館があったことが大きいのだろう。
当時の富士館での「天下茶屋大仇討」「加藤虎之助清正」「戸田新八郎」「実伝 宮本左門之助」「新田漫遊記」「業平文治」「豪傑 兒雷也」「木村長門之守重成」などの回のプログラムが手元にあるが、その表紙イラストからも松之助映画の<血湧き肉躍る>感じが伝わってくる。
こうした松之助映画が、のちの沢田正二郎の新国劇や明石潮・金井修・梅沢昇らの剣劇が生まれる背景となったのは間違いない。

私、西条昇は浅草六区の劇場のパンフレット類を収集しています。
オペラ館、大都劇場、ロック座、フランス座、凌雲座、帝京座、音羽座、宮戸座、義太夫座、昭和座、万成座、浅草ルナパーク、浅草・楽天地ショウなどのパンフレット類をお持ちの方いらっしゃっいましたら、適価でお譲り頂けたら幸いです。

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