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【西条昇の軽演劇コレクション】浅草・万成座でのグランテッカール(吉本興業)のパンフレット [軽演劇]

昭和10年11月に浅草に東京花月劇場を開場させるまで、吉本興業が同様にレヴューあり喜劇あり漫才・演芸ありのバラエティー豊かなプログラムを組んでいたのが浅草・万成座であった。
もともと万盛庵という蕎麦屋があった場所で、もう蕎麦屋じゃないんだから皿は必要ないという発想から万成座と名付けられたとか。
この万成座では、昭和8年2月から同10年2月まで、レヴュー団「グランテッカール」が専属としてレヴューや軽演劇の公演を行っていた。
グランテッカールの主なメンバーには、伴淳三郎、川田義雄、益田喜頓、谷崎歳子など。
のちに新興キネマに移っていた伴淳三郎が秘密スカウトとして花月劇場に出入りし、あきれたぼういずの川田や益田と接触しても吉本側に不思議がられなかったのは、このグランテッカール時代のつながりがあったからである。
谷崎歳子は喜劇の上手い女優で、江利チエミの母親であった。娘のチエミも戦後は東京吉本に所属していたが、当時、江利チエミのマネージャーだった人物が吉本退社後にたまたま僕の実家の近所でおにぎり屋を経営していた時期があり、良く江利チエミ公演のチケットを貰っては見に行ったりしたものだ。
吉本は東京花月劇場の開場に伴い、万成座を手放している。
戦後、その万成座の跡地に建てられたのがロック座であり、ロック座の専属劇団の座長格が伴淳三郎であった。
万成座とロック座の両方に出演経験のあるのは伴淳だけだったのではなかったか。

現在、西条昇は、戦前の浅草レヴュー・軽演劇のパンフレット・チラシ類の資料や、戦後の浅草フランス座、浅草ロック座、浅草東洋劇場、浅草公園劇場、浅草ロマンス劇場、浅草百万弗劇場、浅草国際セントラル、浅草小劇場(ショウ劇場)、浅草座、カジノ座、美人座、奥山劇場(奥山ミュージック)、大都劇場、スミダ劇場(ピカデリーショウ)、新宿フランス座(新宿ミュージックホール)、新宿セントラル、新宿ニュー内外ミュージック、新宿モダンアート、池袋フランス座、池袋文化劇場、池袋アウ゛ァン座(アバンギャルド)、池袋スカイ劇場、日劇小劇場、銀座コニーバーレスク、東劇バーレスクルーム、江東パリー座、五反田オデオン座、蒲田ミュージックホール、渋谷テアトルSS、渋谷道頓堀劇場、早稲田全線座、川崎セントラル、横浜セントラル、横浜新世界、名古屋の港座、納屋橋中央劇場、富士劇場、カイケイ座(開慶座)、銀映、名古屋ミュージックホール、岐阜セントラル、KBK劇場、真砂座、京都の京極小劇場、富貴、大宮劇場、伏見ミュージック、豊橋の東海劇場、大阪の道頓堀劇場(道劇ミュージック)、温泉劇場(温劇)、弥生座(PBショウ)、泉座、木川劇場、九条OS、ダイコーミュージック、千中ミュージック、尼崎の三和劇場、二光劇場、神戸の新開地劇場、寿座、金沢の立花劇場、岡山文化劇場、広島の廣栄座、徳島のSY松竹、下関の豊前座、熊本の文化劇場、福岡の川丈座(テアトル川丈)、柳橋劇場、西日本劇場などの幕間コントありのストリップ(バーレスク)ショーのパンフレット・チラシ・ポスターを集めています。
これらをお持ちの方いらっしゃっいましたら、ぜひ、適価でお譲り頂けたら幸いです。
コピーをとらせて頂くだけでも構いません。
このblogの左側のバーの西条昇のプロフィール欄に掲載されている西条事務所担当者のメルアドにご連絡下さい。

また、当時のショー・軽演劇に出演されていたコメディアン・女優・踊り子さん、ショー作者、振付師、劇場スタッフの方々のお話もぜひ、伺いたく存じます。
特に西条は、執筆調査のため、浅草の大都劇場やロック座やフランス座や東洋劇場に出演されていた、高杉由美さん、園はるみさん、伊吹まりさん、川口初子さん、津田紅子さん、柳登世さん、べテイ丸山さん、浪路笑さん、ヒロセ元美さん、千代笑子さん、奈良あけみさん、メリー松原さん、グレース松原さん、朝霧幾世(リリー丘)さん、エミー美山さん、一条ゆかり(摩耶ジュリ)さん、三冬マリさん、高原由紀さん、栗田照子さん、浅草待子さん、長谷川あけみさん、炎加世子さん、天津くるみさんといった方々にお話を伺いたく、その消息とご連絡先を探しています。ご存知の方いらっしゃっいましたら、ぜひ、よろしくお願いいたします。

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