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ジャニーさんのギネス認定について [ジャニーズ]

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が「最多のベストヒット・シングルをプロデュースした人物」「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」としてギネスブックの出版元ギネス・ワールド・レコード社に新たな世界記録として認定され、2012年度版のギネスブックに掲載されるという。

ジャニーさん、おめでとうございます!

1974~2010年に40を超える日本のトップ・ミュージシャンのベストヒット・シングル232曲を手がけ、2000〜10年の間に8419回のコンサートをプロデュースしたことが「驚くべきことだ」との評価を受けたようだが、欧米にはジャニーさん型のプロデューサーはいないから、この実績というか数字に対しては確かに驚かざるをえないだろう。

アメリカやイギリスのプロデューサーには、ビートルズやマイケル・ジャクソンのようなアイドル的な人気者を手掛けたとしても、ビートルズJr.やマイケル・ジャクソンJr.を次々に育てていこうという発想はないと思う。
ましてや、例えば、エルヴィス・プレスリーもビートルズもマイケル・ジャクソンもブラッド・ピットもレオナルド・ディカプリオもジョナス・ブラザーズもジャスティン・ビーバーも一人のマネージャーが手掛けてスターに育て続けることなど、向こうではありえない話である。
早い話が、そういったことをシステム化することで日本で成し遂げたのがジャニーさんなのだ。

ジャニーさんのスター育成システムの基盤となっているのがジャニーズJr.である。
Jr.たちを先輩のステージのバックで踊らせたり、Jr.内ユニットを組ませたりすることで経験を積ませ、その中から個性や将来性を見抜いてピックアップしては次のスターに育てあげていくわけだが、1962年結成の初代ジャニーズのバックでジャニーズJr.として踊っていた4人をフォーリーブスとして68年にレコードデビューさせるなど、そうしたことをジャニーさんは40数年前からやり続けていることになる。
(ちなみにジャニーさんが手がけた初のベストヒット・シングルは1974年の郷ひろみの「よろしく哀愁」である)

もちろん、こうしたスター育成システムも、ジャニーさんのショービジネスの引き出しの多さ、時代を捉える感性、そして何より少年たちの中にスターの素質を見出だす特殊能力があったればこそ成功したのは間違いない。

それにしても、2000〜10年の間に8419回のコンサートをプロデュースというのは確かに驚異的な数字と言えるだろう。
これは、近藤真彦、少年隊、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、東西のジャニーズJr.、それに各ユニットやソロでのコンサートを合計したものと思われる。
かつては、初代ジャニーズ解散の翌年にフォーリーブスがレコードデビューしたり、そのフォーリーブス解散の翌年にはたのきんトリオがTBSドラマ「3年B組金八先生」で人気者になったり、時代ごとのジャニーズのスターの数はそれほど多くはなかったが、90年代のSMAP以降は多くのジャニーズの人気グループが共存する時代となった。
80年代までは、一つのグループで1日6公演とかも珍しくなかったが、最近は一つのグループによる1日の公演数は多くても2回である。それでこの公演数というのは、やはり物凄いことだと思う。
V6井ノ原快彦は著書「アイドル武者修行」の「ジャニーズコンサートの作り方」という章に、<ジャニーズのコンサートって一度見た方ならわかると思いますが、マジックやフライングがよく入っています。「どうしてコンサートにわざわざ入れるの?」って疑問に思うでしょうが、これは事務所社長のジャニーさんのポリシー。エンタテインメントのなかに必ず「驚き」を盛り込む精神を僕たちは受け継いでいるんです>、<うちの事務所は、打ち合わせの方法も独特。社長は、まだ小さなJr.でもコンサートの打ち合わせは原則一緒にやります。だからどんなふうに見せたいか、何をやりたいか、ひよっ子の時から自分たちで考えることを学びます>と書いている。
本当に、根っからコンサートや舞台などのエンタテインメントを作りだしていくことがお好きな方なのだ。

これからも、いつまでもお元気で、たくさんの楽しいエンタテインメントを世に送り続けてくださることを願っています。
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