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最高「ムー一族」のトボケ演技、細川俊之さんの御冥福をお祈りいたします [エンタメ]

俳優・細川俊之さんが亡くなられたとのこと。
細川さんの代表作といえば、やはり木の実ナナさんとのコンビによるミュージカルショー「ショーガール」ということになるだろう。
僕も何度か見に行ったが、細川さんならではのバタ臭い二枚目ぶりが、まさにハマリ役という感じだった。
けれども、僕的に細川さんの作品で一番大好きなのは何と言っても70年代後半のTBSドラマ「ムー一族」である。
細川さんは舞台となる下町の足袋屋に毎回、立ち退きを迫りに来る着流しの超二枚目ヤクザに扮してメリハリの効いた台詞回しでドスを効かし、チンピラ子分のたこ八郎がカサにかかって呂律の回らない口調で訳のわからないことを言うと、すかさずバシッとひっぱたくのがめちゃくちゃ面白かった。
あのトボケ味を出せる二枚目俳優は細川さんしかいなかっただろう。
和風の役どころでもバタ臭い味を活かしていた。
前作の「ムー」での篠ひろ子さんが女将の小料理屋のカウンターの端っこで無表情のまま淡々と杯を飲み干し、その後のシーンで超ドラマティックに女将としのび逢う細川さんの演技も懐かしい。
演出をした久世光彦さん、子分役のたこ八郎さんも今は亡い。
細川さんの御冥福を心よりお祈りいたします。
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