アンタッチャブル柴田の復帰番組を見て

TBSの美女アスリート総出演 炎の体育会系TVで、アンタッチャブル柴田が約一年ぶりのTV復帰を果たした。
芸人チームと様々な美女アスリートがハンディ対決をしていくこの番組の中で、シュートボクシング女王のRENAと闘う芸人チームの先鋒というのが柴田の役どころ。
二番手が品川庄司の品川、大将が総合格闘技経験８年の今田耕司で、番組の煽りVTRでは今田の格闘技の実力が強調されていた。
番組中に今田も、「今回は言わば柴田の禊ぎなのになんで俺が…」みたいなことをネタ的に言っていたし、柴田の復帰を伝えるスポーツ紙の記事の中では、昨年急逝したプロダクション人力舎の玉川善治・前社長の長男で現社長の玉川大氏の「復帰は体を張った番組でと考えていた」的なコメントも見られた。
確かに、今回の柴田の起用法には禊ぎとしての意味合いが強かったのだろう。
番組での柴田は終始、真面目な表情で通し、得意の迫力あるツッコミで笑いを取ることもなく、メインの今田の露払い的な感じで、あっけなくギブアップ負けとなった。
いろいろと大人の事情があることはよくわかる。
それでも、どうせ復帰するならば、相方のアンタッチャブル山崎との漫才ライブや深夜ラジオでの丁々発止のやり取りからという選択もあったのではないか。
今や「平成の高田純次」とも言うべき独特のいい加減な存在感を発揮してノリにノッているザキヤマこと山崎だが、その山崎を最も面白く見せられるのは柴田のツッコミだと思う。
一日も早く柴田が芸人としての本来の調子を取り戻してくれることを切に願っている。

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